上海のロックダウンが延長、市内全域に拡大
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上海駐在です。
ロックダウンが始まり、はや10日が経とうとしています。
4月4日に全市民2500万人を対象に一斉PCR検査が行われましたが、本日4月6日に再度全市民対象に検査することなりました。
今回は地区ごとに陽性者の有無を条件に、PCRか杭原キットのいずれかを実施することになっています。
私の地区は、条件からするとPCR検査を実施するはずなのですが、どういうわけか、さきほど杭原キットが配布されました。
地区の代表(居委といいます)に確認しましたが、上層部がそのように決めた、との回答でした。
あくまで推測ですが、4月4日の一斉PCR検査のために全国各地から派遣されていた応援が既に帰ってしまい、大規模にPCR検査を実行する能力が不足し、やむなく地区によって独自判断で杭原キット検査に切り替えているものと思われます。
他にも食料の提供が行き届かない地区があったり、隔離を苦に飛び降りる人がいたりと、問題噴出です。
トップは「コロナをゼロにせよ」と号令を下すものの、現場の実情をくみ取った指示がなされていないとすれば、この惨状はまだまだ続くものと思われます。