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ウクライナ避難民、20人が来日 ポーランドから政府専用機

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  • ワルシャワ大学准教授(法学博士) 欧州エネルギー政策、東欧政治専門家

    ポーランドの首都ワルシャワでは、ウクライナ語の看板が目立って増えています。
    街を歩けば、ポーランド語とウクライナ語で「我々はあなた方と共にある」と書かれたキャッチフレーズが目につきます。
    ポーランド語では、「イェステシミィ・ス・ヴァーミ」、ウクライナ語では「ミィ・ス・ヴァーミ」。
    両国の言葉は互いに近く、簡単な意思疎通が可能です。

    かつての暗い社会主義時代に必修外国語として、ポーランド人にはロシア語の学習が義務付けられていました。昔とった杵柄で、年配者がボランティアとしてロシア語も通じるウクライナからの避難民への炊き出しの先頭に立って活躍しています。

    ワルシャワの街では軍用車両を見る機会が格段に増えました。ウクライナーポーランド国境の基地から戻って来たのか、まだあどけない表情が残る三名の兵士が乗る車と先程すれ違いました。
    緊張が解けた安心感からか、二人の兵士は首を傾げて眠りこくっています。ただ運転手の兵士だけが唇をきっと結んで前へ進んでいきます。

    歩道を歩けば、ロシア語を話す小学生の一群が元気に通り過ぎていきます。ポーランドでは、ウクライナからの避難民の子弟は無条件に義務教育を受けることができ、言葉の不安を抱えながら、教育現場ではその受入れが済し崩し的に始まっています。

    ウクライナ人の大半はウクライナ語とロシア語のバイリンガルで、ロシア語を主に生活している人も多くいます。しかし、ロシア語を話しても彼らの心はウクライナ人です。
    ちょうど、アルゼンチンではスペイン語を話しますが、アルゼンチン人は自分達を決してスペイン人とは思っていない、そんな感覚に似ていると思います。

    拙宅でもウクライナからの避難民の方に住んで頂いております。
    ウクライナ料理は、蕎麦の実を煮込んだ料理や、黒海で採れるサバをふんだんな玉葱とニンニクでグリルした料理など素朴な味付けの中にホッとする滋味に溢れます。

    避難民の方とは旧来の知り合いですが、かつては、ウクライナ人にとって隣国ロシアの文豪トルストイの作品は必読書である、しかし遠い将来は、トルストイを「外国文学」として読む時代が来るかもしれないと言っていました。

    それが、ロシアによる虐殺を見るにつけ、ロシア語を遠ざけているようです。ブチャの虐殺は、彼らウクライナ人の中にあるロシア語の教養をも打ち砕き、破壊してしまいつつあります。


注目のコメント

  • Public Meets Innovation代表理事 /シェアリングエコノミー協会代表理事 代表

    住み慣れた場所を離れて他国で生きていく心細さはとてつもないと思います。
    受け入れることはゴールではなく始まりであって、そこから言語、仕事、暮らし、また差別や偏見のないよう一人ひとりが理解しあうなど、避難してきた人たちが安心して暮らせるサポート体制は社会全体で慎重に考えていく必要がありますね。


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    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    まずは、日本で安心して暮らして欲しいです。

    以下は医学的な側面からコメントです。

    ウクライナではもともとワクチン接種率が悪く、麻疹、風疹、結核やポリオまで発生しています。今回の受け入れでは、こういったワクチン接種の有無についても確認し、必要であれば早急に接種を進める必要があります。万が一彼らから感染が拡大した場合、悪評が広がってしまう可能性がありますが、これは受け入れた日本の責任で行われる事です。

    また、難民では、高い確率でメンタルヘルスに問題が起こる事が知られており、母国語での情報提供、コミュニケーションや、メンタルケアも重要です。


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