為替は安定推移が重要、いま大騒ぎする状況ではない=経団連会長
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名目為替レートは120円でも実質実効為替レートで50年振りの円安。
日銀がこれだけ円を刷りまくっているのですから、QTを実施するドルに比べて円の価値が下がる。
これから物価も上昇して、名目為替レートも上昇する。
ーーと考えるのは、素人考えですか?
私は、生活防衛の為に自分の細やかな金融資産の大半はドルベースのETFで持っています。
注目のコメント
為替について言えば、今の段階で右往左往すべきでないというのは全くその通り、金利とインフレ率と為替相場はひとまとめにしてみる必要があり、米国等と比べてインフレ基調が明確でない日本で、しかも国債相場がこれだけ安定していれば、金利が急上昇することは当面考えづらく、そうであれば為替が円安に振れるのはむしろ当たり前のこと。ロシアのルーブル安のように通貨に対する信任の低下によって起こっているものではないので、大騒ぎは必要ないと私は考えています。むしろ、テクニカルに気になる(不自然)なのは長短金利が逆インバース(長期金利より短期金利が高い)というところぐらいですが、これは市場でアービトラージが進めば早晩自然な形に落ち着いてくるでしょう。また、米国のパウエル議長やECBのラガルド総裁と日銀の黒田総裁のスタンスは金利の引き上げについて対照的で日本の利上げはなさそうですが、今回のロシア・ウクライナ戦争で経済が少なからず打撃を受ける欧州の利上げのペースは緩やかになるはずで、その点でも円安の急激な進行は、構造的にちょっとないと思います。
珍しく経団連の会長という立場の人と私の考えが一致したw
そう、為替(円安)は問題じゃない。問題は燃料価格高騰。そしてそれは円安どーこーの話じゃなく、日本のエネルギー政策の問題。