東証の売買システム更新、富士通に委託 障害対策仕上げ
日本経済新聞
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この規模のシステムを受託できるSIerは国内では限られていますし、それぞれ得意分野があるので、富士通が障害起こしたから、更改は他でというわけにはいかないでしょう。既存システムの仕様を読み込んだ上で、一からやりなおしていたら何年かかることか。
完全に新規でシステムを作るならともかく、既存のシステムに対して手を入れる案件で、限られた情報の中で確度高い提案をするのは至難の業ですし、ベンダー側もリスクバッファを載せざるを得ないので、既存ベンダーと比べて期間や人月の面でコストがかさむ提案にならざるをえないのは一般的な話です。
それでも新規が安いというのは営業的に頑張っているケースが主なわけですが、この規模・難易度のシステムをリスク承知で取りに行くというのは発注側からしてもとれないリスクかなと。東証としてもリスクは取れず富士通に委託するということは、おそらく富士通以外のベンダーは手出しの出来ない領域なのだろう。
それにしても、2024年度後半に実施とはあまり猶予がありませんね。
250億〜300億円規模の開発だと1万人月強のビッグプロジェクトになります。
開発に従事されるみなさん頑張って乗り越えてください。別のベンダーのシステムをゼロから採用するのはリスクが高過ぎるということですね。取引所の売買システムとして実績のある別システムを横展開できれば、違う選択肢もあるけど、国ごとに取引システムは全く違うし、それは無理な話。新しいシステムをゼロベースで導入するって、聞こえは悪くないけど、公共性の高いインフラではやってはいけない愚行なんだよねって、某メガバンクのことを言ってるわけではないけど。