心臓の音で個人認証、精度95%以上 音のリズムやピッチを分析
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心電図から、個人特定できるとは驚きです。
近ごろ、心臓病や心電図に考えることが、増えており、ますます心臓の面白さを感じているところです。
しかし、非侵襲的で、身体的特徴に強いのは、いいことですね!
注目のコメント
心臓音が、声紋や指紋のように個人を識別する能力を有する可能性があるとは驚きです。認証時点で心電図に少しでも異常が出るとはじかれますが、それをどうするかなどの課題があります。(それをきっかけに心臓の異常が見つかり、受診すれば健康管理につながるかもしれません)
実際、期外収縮や心房細動など自覚症状はほとんどないのに心電図に異常がある方(それもたまに出る)は結構な割合に上るため、認証がこの方法だけでは成立させることは難しいですし、それほど簡便ではないので日常の利用に拡大できるかは疑問です。
しかし、他の生体認証方法と併用してセキュリティーレベルをこれまでより高められる可能性が考えられますし、他の生体認証方法が使えない方の選択肢のひとつとして利用する方向性で有望だと思います。心拍に依る個人認証は結構まえから研究は行われていて、こんな記事もあります。
200m離れた人の心拍で生体認証する技術、米国防総省が開発中
https://japan.zdnet.com/article/35139246/
みなさんが普段行っている様々な活動はすべて皆さん独自のものです。実用的かどうかは別として、いくつかご紹介。
・例えばあるき方、歩く姿。専門的には歩容といいます。
「歩く姿で個人がわかる「歩容認証」:未来科学捜査への期待」
https://www.jsps.go.jp/seika/2014/vol2_008.html
・例えば、キーボードやスマホ入力の仕方。
フリック入力を利用したスマートフォンの個人認証システム
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_action_common_download&item_id=98257&item_no=1&attri
bute_id=1&file_no=1
氏名入力時における打鍵時間間隔の特徴を利用した個人認証
https://www.ipsj-kyushu.jp/page/ronbun/hinokuni/1006/C2/C2-1.pdf
・例えば、ジェスチャー
動き特徴を利用したジェスチャ認証の 提案と実験的評価
https://mie-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=9653&item_no=1&attribute_id=17&file_no=1
世界のジェスチャ認識市場は2030年までに885.9億ドルに達する
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001089.000067400.html心電図には電位と時間の2軸の情報が記録されますが、それをオーディオ波形ファイルに変換すると、個人が識別可能なんですね。どうやって音に変えているんだろう?興味深い…
元の心電図がどんな種類で(何誘導か?)、どうやって取得されたものか(通常の12誘導心電図なのかウェアラブルなのか)など、疑問は尽きませんが、新しい技術を目の当たりにするのは想像力が刺激されてとてもワクワクしますね。