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榊さんの要求すべきことを忖度なく要求し続けるブレなさと、伊藤さんのあれだけトラックレコードを持ちながら、ちゃんと悩んで、迷いながらも未だ成長し続けていることの尊さを感じた。
対談でも語られているけど「まずやってみる」とか「まず先に目標を立てて、それを実現するためにはどうすれば良いか頭を振り絞る」みたいな考え方は、エンジニアの思考とは少し違う部分があるので、自分で飛び込んでみないとなかなか身につかない感覚な気がする。一方、この思考に慣れすぎると今度はエンジニアの気持ちに寄り添えなくなることもあったりするので、両者を繋ぐことが CTO やエンジニアリングマネージャの一つの役割なのかなーと思うことがあります。ビジネスの成果とエンジニアの満足、これを両立させるのが難しいからこそ組織づくりが重要なんだろうなと。
エンジニアの理想郷を作るのが CTO の仕事ではないので、エンジニアに対して甘すぎてもいけないし、ビジネスには妥協なくコミットしていかないといけない。ここの塩梅をしっかり取っていこうと思ったときって割と孤独な仕事になりがちなので、同じ目線で話せる VPoE や EM が居ると、良い開発組織になっていく気がしています。
↓弊社事例(つい先日)
■CTO
「バックエンド改修は見えてなくても、大変かつ重要」
「他社の優秀な技術者がコードを褒めてくれた」
■CEO
「この一年ユーザーにとっての新規機能何も出してない」
「バックエンドの件、顧客に言える?言い訳に聞こえる」
・伊藤さんから榊さんへの絶対的敬意とご自身のアンラーン
・榊さんの「代打、俺」
・榊さんが2年間信じて待っていたこと
この3つが、特に心に響きました。この対談をバイブルに精進したいと思います
どんな仕事・職種も専門性があると思う。そして、その専門性ゆえの景色があると思う。一方で事業を運営するなかで、事業結果を出すことにどれだけ貢献できるか。
それが矛盾・対立するのが事業・経営の現場だと思い、それをどう両立や相互のリスペクトに結びつけて、最終的な事業結果にできるか。
動画の中では伊藤CTOのバックエンドの改善やエンジニア組織の改善など、やっておかなければ事業結果につながらないことだと思う。でも事業結果につながっているのかという言葉や、「労働組合組合長みたいだよね」という言葉、それを言われたときに伊藤CTOが「グサっと来た」ということが全てなのだと思う。
特に専門性ゆえの解像度があるし、率いている組織の現場の苦労が分かるからこそ、組織長として強く言わざるを得ないみたいな責任感も発生する。事業や個人、組織のフェーズによって、何が事業につながるのかというのは変わってくる。個人・組織の成功体験が競争力になる場合と変革を否定する要因にもなりうる場合がある。
そこのフェーズ変化を捉えてというか自意識的になり、自分自身と組織自身を変化させられるか。
組織リードするポジションにある場合、組織運営をすることと、組織長としての個人の専門性の両方が重要だと思っている。組織運営も、自組織もあれば、リーダー陣・経営チームとしての組織運営もある。
使う脳が、矛盾なく一つにできるのかもしれないが、自分はまだ違う脳を使っている感じがしており、両立が出来ていない(一つに偏り、他の観点が抜ける)ことによる限界をぼんやり感じている最近。
また定期的に振り返りたい動画。