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移動中にバイデン大統領が記者に聞かれて答えた、いわゆるぶら下がり取材での発言でした。よく検討しての発言ではない可能性もあります。
 しかし、テレビに映ったので、バイデン大統領が撤回しない限りは、米国大統領が、プーチン大統領を「戦争犯罪人」と呼んだのは事実として認識されます。
 「戦争犯罪人」という断定は重いです。
 ニュルンベルク裁判でのナチス幹部たちや、極東軍事裁判での日本軍のように、プーチン大統領やロシア政府、軍の幹部たちも国際軍事裁判の被告として扱われうる、ということになります。
 現在だと、国連の国際刑事裁判所で審理を行うことになり、これまでカンボジアのポル・ポト派幹部たちなどが被告となった例があります。
 もっとも、被告を拘留しないと裁判はできませんから、プーチン体制が何らかの経緯で倒されて、後にできたロシア政府がプーチン氏らをオランダの国際刑事裁判所に突き出す、という手順が必要になります。
 「戦争犯罪人」と呼んだからには、そこまで追いつめる対象と見なしている、と受け取れます。
ロシア得意のWhataboutism。自分のことを棚に上げ、お前にそんなことを言う資格はないといって相手を攻撃する手法。ロシアにこそ、そういう文句を言う資格はない。
許しがたい行為をしたロシアがバイデン大統領の「許しがたい発言」に反発したとは笑い話のようだ。
死者の数の問題ではないですが…バイデン大統領の発言については、よく考えられた発言かわかりません。ただこのあとも催しの挨拶で「人殺しの独裁者」とプーチン大統領を強く非難しました。
映像をよく見るとぶら下がりで記者から戦争犯罪人か聞かれたバイデン大統領はノーと言ったように見えます。しかし立ち去ったあとそばにいた人に何か耳打ちされすぐに戻ってきたバイデン大統領は「プーチンをなんと呼ぶか聞いたのかな?」と記者に問い返し、記者が「戦争犯罪人と呼ぶかどうかです」と答えると、大統領は「そうか、彼は戦争犯罪人だと思います」と答えました。バイデン氏がボケているのでなければしっかりとした発言だと思います。ロシアの反応は想定通りですが、プーチンとしてはプレッシャーが一つ増えたことになりますね。
私の乏しい経験ですが、モスクワにライドシェの調査に行ったときの印象ですが、予想に反して、西側メディア好みのゴルバチョフ、フルシチョフの評価が低く、スターリンやプーチンの評価が高かったことに驚きました。たとえは悪いですが、タカ派の自民党女性政調会長の評判が支持者に間で高いことに、ロシアの人が驚くようなものです。リベラルとみられるメディアの好みとは別に、選挙民の好みは別にあり、そのギャップが、不幸、極端に言えば武力衝突にまでエスカレートさせるのではと思います。直接の観光人流はそのギャップを少なくさせる意味で、大衆メディアと併せて活用することが必要かと実感しています。