丸井の新しいビジネスモデル「売らない店」は、なぜ売れているのか
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集客や認知の向上が難しい新興のECサイトにとって、トラフィックのある商業施設へ出店することでの認知獲得効果は大きいと思います。他方、「売らない店」の事業モデルが持続性のあるものとして確立するためには、目新しさだけで引っ張るのは、お客様、商業施設運営者、新興EC事業者がall winとなる持続性のあるモデルになりづらいのではないかと思います。
ポップアップのような期間限定ではなく、継続的な出店となると、テナントにとっては、賃料をはじめとした高額な店舗関連費用の支払いに見合う、継続的に購入していただけるお客様を獲得する必要がありますが、そこには、目新しさだけで来てくださるお客様だけでなく、お客様が継続的に来店して買い回っていただけるようなお客様の属性を考慮した売場づくりが不可欠のように思います。そうでなければ、テナントは単なる使い捨てになってしまう可能性も否定できません。
現在は、新興EC事業者の絶対数も少なく、目新しさが優先になりがちかもしれませんが、カードなどの属性や買い回り分析なども活用しながら、是非そのような継続的な購買ができる売場づくりに期待したいですね!丸井の構造改革。一言で言えば小売業から不動産&金融業への業態転換と言えます。リアルで言えばイオン、ネットで言えば楽天と同じ構造とも言えますね
最後に他社の追随が、ということで百貨店が「売らない店」を始めてる事例が出てますが、店を作るという形は真似できても、回収できるカード事業の強さと、小売側のコスト構造改革(要するに人減らし)がセットでできないと全く意味がありません
カードの強さという意味では兎にも角にも自店以外でも使うファーストカードになって、リボやキャッシングを積極的に使ってもらうことが重要で、丸井は幅広い優待や家賃払い含めてかなり頑張ってます
小売側の人員も金融に配置転換させるなどでスリム化してきてるので、場所貸し業に転換できてるという背景もありますフィンテックへのピボットから売らない店、そして今度は流通業のベンチャーキャピタルと鮮やかでしかない。
併せて、ソーシャルの取り組みも積極的で、レガシー業種のお手本と思う。