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【分析】世界の軍事力を、数字で「比較」してみた

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    今回のウクライナの戦争で最大の衝撃だったのは、ロシア軍がまるでネットワーク化されていない軍隊だったことです。
     21世紀になって起きた軍事技術の最大の革命は、軍隊が情報ネットワークでリンクされるようになったことです。
     中央の軍事指揮センターと、多数の衛星、陸海空の戦闘機や艦船、歩兵に至るまで、データリンクされて作戦状況についての情報を共有し、統合情報ネットワークを形成します。
     Command Control Communication Computer Intelligence system、C4Iシステム、と呼ばれたりします。
     これが単独でできる軍隊は、米軍とイスラエル軍だけでしょう。自衛隊も、米軍とデータリンクすることで、統合情報ネットワークに参加できるようになっています。
     戦術的にデータリンクされた軍隊に対して、ネットワーク化されていない軍隊は、勝てません。
     戦争の基本は、古代以来、突破、包囲、殲滅、という手順ですが、まず、索敵ができないと敵の配置を読んで突破することができません。統合情報ネットワークは、当然衛星と連結していて、GPSも使いますが、ドローンも巡航ミサイルも敵位置のデータが無ければ、ポテンシャルを生かすことができません。

    ロシア軍が露わにしたのは、統合情報ネットワーク云々以前の惨憺たるありさまで、部隊間の連携が無く、通信を傍受され、補給も進軍路も調整の無いまま、てんでバラバラにウクライナに侵入する、といったものでした。そして渋滞を起こし、燃料切れで停止したりしています。
     これは、ロシア軍のネットワーク化が20世紀以前の水準であるということもありますが、指揮系統の問題でもあります。侵攻全体を統括する司令官が任命されていません。計画も示されずに侵攻しろといわれて、臨機応変に調整しながらの進軍もできていません。
     ウクライナ軍もネットワーク化が進んでいるわけではありませんが、多数の米軍機などが常時ウクライナ国境を飛行していて、各部隊指揮官の所在まで把握しているので、ウクライナ軍に適宜通知され、ロシア軍将官が次々に狙撃されて死亡しています。
     最先端の情報通信技術で中央から末端までネットワーク化されている軍隊が強い、というのが結論ですが、中国軍がどれだけできているのかはわからないところが多いです。米軍に比べればかなり未発達と考えられます。


  • NewsPicks 記者

    ウクライナ戦争がはじまり、早くも1ヶ月となってしまいました。

    多くの専門家や防衛関係者は、1ヶ月前まではこのような全面戦争が起きるとは予想していませんでした。そもそもちょっと前までは「経済相互依存が深まれば戦争は起きにくくなる」「現代は戦争の成果よりも返り血のほうが大きい」といった論が主流でした。

    もちろん、こうした主張が間違っているとは、今も思いません。ただし現に世界が目の当たりにしているのは「力の論理」しか信じない指導者が、むき出しの武力で隣国を侵略しているという状況です。

    ふだん、ニュースを見ていると「米軍が世界最強」「中国が軍拡を進めている」といったフレーズを良く聞きます。では、いざ有事になった際に本当に強い軍隊を持っているのは、どこの国なのか。自衛隊はどれくらい強いのか。
    膨大なデータの中から重要な指標をピックアップし、NewsPicksが整理しました。最近聞くようになった「戦術核」「制空権」といったキーワードも解説しています。ぜひご一読ください。


  • 元 NewsPicks Student Picker (第1期) | 慶應義塾大学理工学研究科修了

    今回判明した悲しい事実は、仮に米中印英露仏など核兵器を保有する軍事大国が弱い国を侵略によって蹂躙したとしても、他の「大国」たちが出来る事はせいぜい経済制裁・武器供与・情報提供など間接的な支援にとどまる事です。

    もう一つの悲しい事実は、昨日のゼレンスキー大統領の演説でも有った通り、国連安保理が機能しなかった事です。端的に言うと、国連には戦争を止める力が無いという事です。

    よく見られる意見として、迫り来る中国の脅威に対応すべく、日本の軍事予算を上げるべきというものがあります。日本の領土を守り抜く為、アジアの平和を維持する為に、確かに軍事予算を増やし日本単独での自衛力を上げる必要は有るとは思います。また、それに加えて米国やQUADの集団的自衛権の力も借りる必要も有ると思います。

    ただ世界の秩序を守る為に、これらだけで十分でしょうか?これらは所詮、日本や日本周辺のアジアの防衛の話をしているに過ぎません。

    日本は経済的に豊かな国で、かつ世界一の軍事強国である米国と同盟を結んでいる国なので良いかもしれません。しかし、例えば今回のウクライナのような軍事弱国が戦争に巻き込まれた時に、迅速にその国を救えるのは、やはり国連軍のような多国籍軍を出動させる事だと思います。なぜならば、世界にある一つ一つの国が持っている防衛力や軍事同盟を含む集団的自衛力にはバラツキが有るからです。しかし、国が大きかろうが小さかろうが、資源が有ろうが無かろうが、一つの国が軍事侵攻によって他国から主権、そして国民の命を奪われる事など到底看過されて良い事では有りません。なので、国連安保理の見直しを含む「世界で一つの国の暴走を止める」枠組みを作り直さないといけません。

    ゼレンスキー大統領が仰っていたように、経済力も有り調和を志向する日本になら、そうした枠組みを作る上でリーダーシップを発揮できると思います。僕は日本の底力を信じます。


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