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この2年間で一番緊張感ある状況と言えるかもしれません
ゼロコロナ対策のため、感染者や濃厚接触者のいた
マンションやショッピングセンターで次々と2週間隔離や
48時間封鎖があります。また、足元で地区ごとに丸ごと
「48時間封鎖し全数PCR検査→もし陽性者がいたら
2週間封鎖」(対応として食糧備蓄を事前呼びかけ)
というローラー作戦が始まっているようで、巻き込まれて
いる日系企業/日本人も少なくありません
(もちろん深圳はより深刻と理解しています)
今週楽しみに予定していた大学講義も、1年半ぶりに
オンラインに戻ってしまいました
(私のような外部講師が入校できないため)
一方で、記事の最後にも言及されている
ウィズコロナ転換への観測気球的な記事が出ている
件はこちらです
https://mp.weixin.qq.com/s/o8orrTH_1ySJbM4eZurJ0w
(中国にお詳しい皆さんであればご存知、コロナ対策の
権威である張文宏氏の投稿)
「ゼロコロナの必要があるのか?」と小見出しをつけた
攻めっぷりで、勿論Noとの明言は避けるのですが、
これまでの対策は意味があったとしつつ、
・最近の変異種は致死率が低下していること
・ワクチン摂取すれば重症にならないこと
・防疫対策が温和で持続性にあるものに限ること
と言った記述はあまり今までオフィシャルに発せられ
なかったメッセージのようで、今後の方向転換の可能性
を感じ取る方も少なくないようです
上記記事がまた炎上して消されてしまったら、今までと
同じかもしれませんが、今日現在まだ残っています
ゼロコロナに伴う社会コストは、一度それを体験した
人や、海外事情を良く知る知識層などでは、十分に実感
されている面もあるのではと思います
記事にもある通り、「上げた拳を下ろす」のが難しい点が
あると思いますが、うまく最適解に着地してくれれば
良いなと願います
【追記】
冒頭の「緊張感」は、「健康被害」と「社会的不便さ」
のどちらを強く意識しているかにつき、やはり人によって
濃淡はありますね
海外事情などに良く触れている人は特に後者中心、
ただ、一般には弱毒化はあまりオフィシャルに発信されて
来なかったこともあり、前者を不安視する方もいる模様
3月に入り、コロナの感染者数が急増。14日には1日5000人を突破しました。2020年3月以来、最悪の数字です。「コロナ対策の優等生」になにが起きたのか?
現地からは「中国のゼロコロナ対策はすでに崩壊している」との厳しい指摘も上がっています。実際、PCR検査は従来、半日程度で結果が出ていたのが数日待ちになることもしばしば。感染流行地域を訪問していないことを証明する健康アプリも、アクセス集中でダウンするなどの事態も起きています。
今、中国になにが起きているのか?今後どうなるのか?
最新リポートをお送りいたします。
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崩壊寸前、というワーディングが適切かはともかく、オミクロンがほぼ例外なく世界の各国、各都市をイナゴのように食い尽くしてきた以上、中国メインランドがいま剣呑な状況にある事は間違いない。
要するに一言でロックダウンによる封じ込め、これがゼロコロナ政策を最も象徴するものであり、ウィズコロナとはそれを大なり小なり緩める事である。ただし両者にはグラデーションがある。例えばシンガポールは日本よりはるかにウィズコロナ的政策をとっているが、米欧よりはるかに厳格である。つまりゼロコロナor notというゼロイチな議論はそもそも正確ではない。とすれば中国も流石に段階によりなんらか政策をチューニングしていく可能性はあると思う。
またPCR検査の費用と隔離せず感染者数拡大によってかかる医療費用と比べると、わたしはPCR検査の費用はずっと低く、社会への影響も小さく見ます。
崩壊寸前になるか、もう少し数日かけてみてから言うべきではありませんか。
崩壊寸前を期待するなら別ですが。
"中国の若者たちは愛国心、公共心が強く、政府の指示に従順です。今のコロナ対策についても、中国共産党が守ってくれている、米国や日本のような惨状を避けられたと喜んでいる人も多い。"
一日の感染者が5,000人を超えただけで、地下鉄が運行停止になったり市外への移動が禁止になっちゃったりするんですね。
いきなりではなく、段階的に転換するために、いくつか事前準備をしなければならないかと見ています。
・上げた拳を下ろすための空気作り
→今まで他国のウィズコロナ政策を相当見下して笑っていましたが、「中国特色なウィズコロナ政策」を政府メディアから徐々に滲み出していくでしょう。
・コロナへの恐怖心の払拭
→多くの国民は、コロナに対する恐怖心を抱えているようです。この状態だと社会不安になりかねないため、専門家の発信から恐怖を解消していくのは一つの方法かと考えます。
・地方部の医療体制の強化
→都市部と地方部の医療格差は大きく、地方では対応できる体制はありません。大きな格差は短期間で解消できませんが、地方部の医療体制を強化しなければならないでしょう。
世界の状況から、中国は「独善其身(独りよがりになる)」ができないでしょうね。
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