2022/3/15

【真相】退職者が続出する、スタートアップの共通点

NewsPicks / Brand Design 編集者
新年度が近づいてきた。3月、4月は新しい出会いの季節であると同時に、1年の中で最も離職率が高まる時期でもある。
厚生労働省のデータによると、令和2年度4月の雇用保険喪失数は、年間平均に対して2倍以上高いという。
とりわけ事業の変化が激しいスタートアップでは、組織に順応するオンボーディングがうまくいかず、従来の環境とのギャップを感じ、短期間で離職してしまう新入社員も多い。
「企業は人なり」と松下幸之助も残したように、企業の成長にとって人材は命だが、一方でどうすれば人材を定着できるのか、打ち手が分からずに悩む人事担当者も多いだろう。
優秀な人材の離職を減らすために、どうすれば良いのか。
NewsPicksは今回、Googleシリコンバレー本社で人事や組織改革を担当し、現在は人事データ分析ツールを提供するパナリットに取材した。
同社CEOの小川 高子氏と、元Googleのアナリストで現パナリット共同代表のトラン・チー氏に、会社組織における離職が発生するメカニズムを聞いた。
INDEX
  • 人事は「感覚的」ではいけない
  • 成長を阻む、3つの壁
  • マネージャーと部下の適正人数
  • Google流マネージャーの育て方
  • 創業時の人材は残すべきか
  • 「ヒト」のチャーンに注目せよ