西部の基地攻撃、35人死亡 ロシア、軍事支援の欧米けん制
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中欧時間朝6時37分(日本時間14時37分)のワルシャワ電は、リヴィウよりさらに50キロほどポーランド国境に近いヤヴォルフ(Jaworow)にある「国際平時武力防衛センター」という軍事施設に、ロシア軍により8発のミサイル攻撃があったと伝えています。国境からは30キロ未満です。
リヴィウまではポーランドからも救援物資が届いており、避難民の中継地点となっています。何らかの偶発的な軍事行動により、ポーランド領側にロシア軍の攻撃があった場合、NATOへの攻撃となり、事態のエスカレーションは避けられないでしょう。
https://www.onet.pl/informacje/onetwiadomosci/inwazja-rosji-na-ukraine-jaworow-atak-niemal-30-km-od-granicy-z-polska/nh404rr,79cfc278
注目のコメント
少なくとも9名の死者が出ています。
攻撃の対象になったのは、リヴィウ市の近くにある、平和維持・安全保障センターです。2014年以来、米軍や英軍、カナダ軍からインストラクターが派遣されて、ウクライナ軍が訓練を受ける研修施設になっていました。
ポーランド国境まで20キロほどの地点で、ポーランドを拠点してウクライナへの支援を行っている欧米諸国への牽制という、政治的な意味合いがある攻撃でしょう。リヴィウの国際平和維持安全センターへの攻撃は予想より遥かに大規模なもので、ここまでに死者35名、負傷者134名が確認されています。
サラトフから発進したと思われるロシア の爆撃機は黒海とアゾフ海上空から30発以上の巡航ミサイルを発射し、飽和攻撃によってウクライナの防空システムを突破しました。
また同時刻、リヴィウの南のイヴァノ・フランコフスク空港も巡航ミサイルによって攻撃されたようです。
ウクライナは近接用の対空ミサイルこそ保持しているものの、長距離防空システムの多くを失っており、ロシアがスタンドオフ攻撃に徹して来るととても防げません。
アメリカなどが長距離防空システムを供与しない限り、今後同種の被害は更に拡大する可能性が高いです。