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「毎日1枚のベーコンで大腸がんリスクが20%上昇する」をどれくらい怖がるべきか

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    メディアや一般人に限らず、恐ろしいことに、臨床医学の研究者の少なくない割合や医師の大半も、効果量に注意を払わずp値しか興味ありません。
    怪談より怖い。。

    念のため、一定以上のレベルの医学雑誌の編集者や統計家は完璧に理解しています。


注目のコメント

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    専修大学 商学部教授

    第1にベーコンの発がんリスクについては、記事の主題「相対リスクと絶対リスク」の説明に対する補助的な内容ですが言及しておきます。「ソーセージなどの加工肉」は、2015年10月のWHO付置研究機関である国際がん研究機関(IARC)が「ヒトに発がん性がある」という発表が論拠になっています。原因としては、加工肉で発色剤として使われる亜硝酸塩の影響でないかとは考えられていますが、牛肉、豚肉、ラム・マトン(羊肉)など、国際的に「赤肉」と呼ばれる肉の全ても「ヒトに対しておそらく発がん性がある」に分類されており、原因は今も研究中でありはっきりしません。

    この場合、リスクを減らそうと思えば、加工肉とすべての赤肉を食べることをやめないといけなくなりますが、その必要努力量を考慮したバランスの問題ととらえたほうが良いと思います。

    第2の「相対リスクよりも絶対リスクが大切」という考え方については、社会の中での費用対効果が検討される場合には絶対リスクは重要ですが、相対リスクの方が意味を持つ場合もあります。

    私自身の経験例ですが、かつて心房細動になりました。心臓が小刻みに震える病態で、それにより心臓内に血栓が生じやすくなり、その血栓が脳に飛ぶと脳梗塞が起こります。心房細動そのものは短期的に問題は起こしません。

    心房細動患者は、正常の人と比べて脳梗塞の危険性が5倍高く、約1/3の患者が脳梗塞を発症することが研究からわかっています。(心房細動がある方の脳梗塞発症率は約30%、そうでない方は6~7%のイメージ)

    日本の疫学調査で50歳代の心房細動の有病率は約0.5%とされます。当該年齢の全人口に適切な予防的治療を行い、例え90%の効果があった場合でもリスクは0.45%しか下がりません。

    しかし0.5%にあたる心房細動の有病者から見ると、以上の前提であれば脳梗塞リスクを約25%減らすことができます。脳梗塞が起これば30%程度の死亡率、障がいが残る可能性を含めると70%程度に及びますので、約15%の死亡または障がいのリスクを回避することと同じ意味になります。このため心房細動抑制の施術を受けることを希望し、その後の脳梗塞のリスクを低減できているはずです。

    何を目的にするかによって数字の使い方は変わることから、単に「相対か絶対か」ではなく、本質の理解が必要だと思います。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    加工肉や赤い肉の摂取とがんの発症率の関連は、複数の研究からよく知られており、決して新しい知見ではありません。

    ただし、ここで指摘されるように、個人レベルでの寄与は決して数字として大きいものではなさそうですし、相対リスクでなく絶対リスクで捉えるべきという指摘も、その通りだと思います。(社会としては、相対リスクも重要だと思います。)また何より、こういったデータはあくまで関連性を示したものであり、その因果関係が証明されているわけではないというのも注意点です。

    一方、「チリも積もれば山となる」で、加工肉をたくさん食べる習慣があるのであれば、それを見直す価値も十分にあると思います。


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    (株)イブキ 代表取締役

    ベーコンにもいろいろあり、どのような作り方をしているかによって大きくリスクは異なるはずです。

    特に加工食品は信頼できる生産者さんのものを食べるようにしています。

    一世風靡したベストセラー本で赤裸々にされていた、ミートボールの話は有名ですね。


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