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「低学歴国日本」の大学進学率は韓国の3分の2、なぜこんなに低いのか

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    東京大学 総合文化研究科 教授

    野口氏の進学率の計算・比較のしかたには、間違いがあるのではないかと思います。日本の大学進学率は3年前の中学卒業者を分母として、その年の大学・短大の入学者を分子とするのですが、この計算方法、特に分母を3年前の中学卒業者とする国は他になく、大学進学率の比較は元データに遡らないとできません。ですので、文科省のデータと世銀のデータを組み合わせて比較するのは厳密には正しいやり方ではありません。国際比較では18~22歳の人口を分母、高等教育機関在学者を分子とする高等教育機関在学率というデータをよく使います。

    その上で問題は2つ。日本はこの高等教育在学率で女性の方が男性より低い国で、これは先進国でほとんど起きません。ジェンダーギャップ指数では政治と経済ばかり話題になりますが、この高等教育在学率でも156カ国中110位。女性は高等教育において明確に差別されています。

    もう一つは日本の高等教育のデータの枠組みから専門学校がこぼれ落ちている点です。2年制の高等教育機関というのは世界中で職業教育を行うのですが、日本では2年制の高等教育機関が女性向けの教養教育を行う短大という極めて珍しいシステムが高度成長期に定着しました。その代わりに職業教育を行うのが専門学校で、この進学者(約2割)を高等教育進学者に加えると、韓国などと比べてすごく大きな違いがあるわけではありません。


注目のコメント

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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    米国での大学進学率が88.3%とのことですが、これはcommunity collegeへの進学も含めた数字だと思われます。2年制なので日本では短大と訳されることが多いですが、全く違うシステムです。

    このような議論でいつも思うことがあります。大学(学部)だけがフォーカスに当たりますが、個人的には修士課程や博士課程に進学する学生の数も少ない点です。逆説的に日本では高い専門性は必要とされていないというメッセージのようにも見えます。米国では専門性によって役割分担がもっと明確です。なので、良かれと思って他人の仕事をしてあげると「私の仕事を取らないでください」と怒られることすらあります。逆に、日本では専門性によって給与の差がないので、人を新しく一人雇うよりいまいる誰かの就労時間を増やして対応させようということになってしまうのだと思います。



    アメリカの「コミュニティ・カレッジ」とはどんな大学か?
    https://www.ryugaku.ne.jp/twoyear/knowledge/commucolle


  • 独身研究家/コラムニスト

    2020年のOECD統計によれば、25-64歳の大卒(ISCED のLVEL 5-8の高等教育機関)人口比率で日本は男3位(韓国2位、米国8位)、女6位(米国8位、韓国15位)です。いうほど差があるどころかむしろ米国より上ですが、なにか?


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