政府、5月末までに全留学生受け入れへ…平日便の空席活用で10万人超入国計画
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先日の記事にも書きましたが、以前日本語学校の運営に関わっていたことがあり、今でも仕事で関係者と深く関りがあり、家内も日本語教師なので、ニュースとかで表に出て来ない動きやロビー活動などおおよそは把握してます。
この10年ぐらい、教育とは無縁の異業種から参入で留学生バブルに乗ってにわかに始めた日本語学校が多く存在し、そうした学校が留学生問題を少なからず引き起こしている現実もあります。
人数集めばかりに気を取られていい加減な現地エージェントに騙されるのは経験が無いから。
校長は数年前まで何校でも兼務できた。
設立認可のための文科省のインタビューを通すために名前貸しが横行。いまは兼務はかなり厳しくなったが、以前はかなりいい加減だった。
もちろん、現場の要の教務主任や常勤講師は経験者を常勤雇用しますが、留学生バブルで一気に400校ぐらいから倍近くの800校レベルまで増えてしまったので明らかな人材不足。
教務主任も主任は未経験で抜てきされるとなかなか大変。教務主任って企業で言うと部長クラスの管理職ですから。
日本語教師はもともと女性が子育てしながらやっている人が多く、フルタイムではなく非常勤のパートタイム勤務が多い。
現場のマネジメント経験も少なく、そういう人材が育ちにくい。ただ、日本語を教えているだけという状態。
また、事務局長も人材不足。事務局長は管理経験が豊富な男性がやることが多いのですが、この業界、男性が家族を養うには年収が厳しいのでなり手が少ない。
結果的に学生管理がずさんになりやすく、出稼ぎ留学生が増加。
急拡大の流通や飲食チェーンで起きる店長やリーダー不足と同じ構図です。
学生管理がずさんだと、アルバイトのオーバーワークや税金、健康保険、国民年金の未納、滞納など。
国民年金は学生特例を申請すれば良いのに学校が指導しない。
結果的にビザ更新できない、就職時にビザ下りないとか本人たちが困るわけです。
他にも業界のダメなところ、暗部はいろいろとありますが、きちんとした教育をしている良い日本語学校もたくさんあります。
卒業しても就労ビザが取れない学科に留学生を入学させている無責任な専門学校や、別科と称して人集めのために日本語学科を増やしている大学よりもまとも。日本語学校は助成金もらえないが、専門学校と大学はもらえるから無理矢理に留学生を集めて埋めているだけ。いい傾向。学校側の要望がやっと通りつつある。政府のコロナ対策は失敗回避のため先の見通しを示さないものが多く、民は自己対策を立てにくかった。予見可能な対策を是非。
いろいろ段取りがあるのかもしれませんが、日本は動くのが遅いですよね。
今、3月の上旬で5月末の話をしています。
目標をもって行動するのは良いことですが、もうちょっと何とかならないのですかね。
日本の学校は4月スタートがほとんどなので、今月末までに何とかするという気持ちで動いてほしいです。
そもそも、オミクロン株が広がってしまった今の状態で留学生をストップする意味も分かりません。