2022/3/5

【必読】VRの父が直言「メタバース時代にこう備えよ」

NewsPicks 金融ジャーナリスト
次世代の仮想空間「メタバース」とは、一体どんな存在になるのだろうか。
メタ(旧フェイスブック)やマイクロソフト、ディズニーを含む多くの企業がメタバースへのシフトを打ち出しているが、各社が提示するメタバースの未来像には異なる部分も多い。
今回の週末特集では、メタバース市場の注目プレイヤーであるマイクロソフトを取り上げる。
マイクロソフトはゲーム機『Xbox』のメーカーというだけでなく、オフィスや工場といったビジネス向けのメタバースの展開を目指している。
さらに、今年1月にはゲーム大手のアクティビジョン・ブリザードを687億ドル(約7.9兆円)で買収すると発表した。
また、マイクロソフトには現在のメタバースの元となったVR(仮想現実)の「父」と呼ばれる人物も在籍している。
20年以上前にVR機器を世界で初めて商業化したコンピューター科学者のジャロン・ラニアーだ。
「VRの父」は、現在のメタバースの盛り上がりをどのように捉えているのだろうか。
本記事では、米ニューヨーク・タイムズのPodcast番組「Sway」より、昨年11月に公開されたジャロン・ラニアーのインタビューを独占翻訳してお届けする(聞き手は「Sway」パーソナリティーのカラ・スウィッシャー)。
INDEX
  • 必要なのは「実装性」
  • メタは「過小評価」だ
  • マイクロソフトの「事業の中核」
  • 「3本目の腕」も持てる
  • 「適切なインセンティブ」を作るべきだ
  • テック業界は「誰よりも賢い」のか?

必要なのは「実装性」