意外に多い、ウクライナ拠点や出身の世界的有名スタートアップ——ロシアによる侵攻後も、多くはキーウで業務を続行
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フランスで大学、スタートアップ、国際企業グループと様々な職場で働いて来ましたが、どの環境でもソフトウェア分野は国籍の多様性が面白く、留学やEU域内の越境就職といった様々な巡り合わせでフランスで働くことになった東欧出身の同僚も実に多かったですし、ウクライナやロシア出身の同僚も少なからずいます。
そうした多国籍な環境では各々が何がしかのナショナリズムを持ち合わせていても仕事の上ではチームとしてビジネスパートナーとしてごく普通に働けますが、流石に今回のような重大な国際紛争の下では精神的な難しさが起こりうるのも事実です(今回もメンバー間の緊張を避け一緒に働き続けられるよう呼びかけとサポートの提供がグループの取締役会から通知されていました)。
ウクライナ内のスタートアップであってもロシア人の同僚がいたりロシアの会社と仕事上のつながりのある会社は多いと思います。そうした協業も今回の事態の影響を受けてしまうのは何とも悲しいです。noteで人気の以下の記事(*1)でも取り上げられていた、ウクライナのスタートアップRefaceは、ロシアにいる200万人の自社のモバイルアプリユーザーに、戦争に関する情報(実際の映像を含む)をプッシュ通知している様です(*2)
ロシアではTwitterやFacebookをはじめとして多くのメディアが制限されているので、ある程度意味のあるアクションの様に思えますね。
また何かあった時のために、サーバーをウクライナ国外にも置く様に、動いているようです。
*1 C向けアプリ世界大戦 🌎 | 競合が1億DL獲得し "完敗" した悔しい話|Fumiya Yamazaki @macyamazaki_ #note https://note.com/macyamazaki/n/ncd20f153f3ca
*2 How one Ukrainian startup is adapting its app during a time of war https://www.theverge.com/2022/3/2/22957920/ukraine-startup-reface-app-adapt-russia-invasion目まぐるしく状況が変わっていますが、ウクライナ拠点のスタートアップの事業運営や従業員への支援状況が紹介されています。やはり大企業は素早く国外避難計画を掲げたものの、スタートアップでは従業員がキエフに残っているところも多々あるようです。
参考:ロシアのウクライナ侵攻へのテック業界各社の対応(2/24)
https://newspicks.com/news/6741957