マレリ、私的整理申請へ 取引銀行に債権放棄要請
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結局、日産の傘下にあったことやそのあと、体よく切り出されてしまったことが要因ということだろうか。自動車部品メーカーで言えば、Boschにしろ、Continentalにしろ、デンソーにしろ、取引先の多角化に成功しているメーカーは生き残りが出来ている一方で、多角化に成功できなかったということになるのだろうか。
ほかの記事だと、下記記載もある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b845fa1ad67457d4f495766ab2daa9a002715f3
「マレリの取引量のうち6割を、日産、ルノー、三菱自動車の日仏連合とステランティスが占める。これを日本市場に限ると日産との取引が実に8割を占める。」
「マレリは欧州を基盤とし、電装系や車両通信、ECU(電子制御ユニット)などに強みを持つ。一方、カルソニックカンセイはラジエーターを源流とすることからBEVバッテリーの熱マネージメントシステムやメーターモジュールなどに強みを持ち、両社の合併で高いシナジー効果が期待された」(自動車アナリスト)とされる。
マレリは、グループ全体で全世界に170の施設と約5万4000人の従業員を持ち、20年の売上高は約1兆2660億円に達する。いわば「ツー・ビッグ、ツー・フェイル(大きすぎて潰せない)」銘柄だ。みなさん書いておられますが、ADRは全員同意なので、成立のハードルはかなり高いでしょうね…
さらに、調べていないのですが旧マレリの債務で外国人投資家が債権を持っていたりすると、ADRはそこまでリーチできないと思うのでさらにハードルが上がると思われます。債権放棄を求めるとき、本来は債権者平等であるべきところ、海外の債権者は保護されて国内の銀行にその分のしわ寄せがいく、という構図になります。
※海外債権者の有無などは調べていないので、あくまで一般論です。