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ロシア軍が取り囲んでいる首都キエフにて、脱出ができなくなり、極寒のシェルターに逃げ込んだ日本人学生とコンタクトができたため、その生の声を取材しました(2月25日午前8時/ 東ヨーロッパ標準時間)。

慶応大学2年生の前原剛さんが、現地から発信している状況について、SNS上ではその安否を心配する声があがり、議論もかわされていました。
https://twitter.com/TsuyoshiMaehara

首都キエフに作られた大型テクノロジーハブで、1年間、無料でコーディングなどを学べるプログラムに参加した矢先に、見動きがとれなくなった。いま彼が感じていることを、そのままお伝えします。

*日本時間26日朝時点で、安全な場所に移動できたとの報告をSNS上であげています。
前原さんのメッセージ「今回、多くの方々から批判や暴言も多数いただき・・・」悲しいメッセージです。

なぜ日本人はこうまで醜くなったのでしょう。前原さんの安全こそ願うべきであり、前原さんだけでなくウクライナの人たちの安全も同様に。
うーむ。。この方、避難勧告が出ている中、自らキエフに「挑戦」のために入られたとのTwitter情報もあります。

https://twitter.com/uma_pong/status/1497147493536374787?s=21
この方が軽率だったかというと、後から見ればそうなんだろうな、とは思う一方、

1.実際に渦中にいるとむしろ危険を感じにくくなる、ということは皆さん覚えておいたほうがよいです。私も前の国ではテロが数年前に起こったところを通ったり、通った道沿いで数週間後テロが起きたことがありますけど、とはいえいくらテロに注意と言っても予防(人が集まる宗教施設に行かない等)以外には何もできず、ましてやそこで人々は普通の生活をしている訳なので「そうは言ってもなぁ…」という感じでした。今回もそのような感覚だったのでは。だからこそキエフの人たちもギリギリまで退避していなかったということだと思います。
「となり町戦争」という小説がこの雰囲気を伝えています。

2.削除されたtweetも見たけれど、この方の「どうしてもキエフに戻る用事」がどれだけ「どうしても」なのかは文面からはわからない。おそらくご本人にしかわからないのではないでしょうか。なのでそこを責めても、、、と思ってしまう。擁護もできないですが。

3.これ一番大事な点、在外邦人で外務省の情報をチェックしてない人はいないと思うけどしっかり見ましょう。ゴルゴ13の安全対策マニュアルももらいましょう。たぶん大使館でもらえます。(私は羽田でもらいました)
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html
在留届もちゃんと出しましょう。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
まず、無事に脱出できて何よりです。政府や関係者の方々の努力と出費は、相当なものだったと思います。

前提として、この状況を知りながら、自身の判断で楽観的にキエフ入りしたということを考慮して、この件を考える必要があります。

つまり、平静な状況から滞在し、脱出できなくなった人たちとは本質的に違います。

ご本人のtwitterも拝見しましたが、文面は情緒的ですが、内容そのものは、突撃系Youtuber的な側面もあり、個人的には、ゴシップネタであるように感じます。

ご本人アカウントのPVや、ピック数、フォロワー数は激増すると思いますが、NewsPicksで取材する価値があるものとは思えません。

一番呆れるのは、その記事に、叩かれるだけのこんなコメントまでしている自分ですが...こういった事態になった時の関係者の対応の大変さを考えると、ついつい書いてしまいました。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
現地では帰る場所もなく、彼以上の絶望に直面されている方もたくさんいるのでしょう。抽象的な「戦争」という言葉では想像できない生の声を聞いて胸が痛みます。誰もがunhappyになるとしか思えないことがなぜ始まってしまうのか…答えがない自分がもどかしいです(答えがあってももどかしいでしょうが)。
この方とは逆で、あらかじめ日本に帰国しようとしていたのに、コロナ陽性となり日本政府からから帰国できないとの回答をもらった方もいるようですね。
https://twitter.com/ua_withtelya/status/1497087553241063425?s=21
ご無事でと祈る事しかできませんが、ツイートに胸が締め付けられます。。。
ひとことで言えば、戦争が起きている、ということです。
平時とは異なることが起きている。それがリアルタイムで発信されている。それをわれわれは、平時の生活をしながらスマホの画面越しに眺めている。歴史に類のない極めてシュールな現象です。
私、今月から1ヶ月の生活費を予算化しました。
→旅行とかは除く

月末にお金が余ったら、それはその月に気になった非営利法人の活動や困っている方々への支援活動などに寄付をしようかな…と決めて、今月は何処にしようかと昨日調べていました。
→予算内のやり繰りは、素朴なマネーゲームみたいでしばらくは楽しめそうです。

今月は猫の保護団体にしようかと思っていましたが、やはり、ウクライナからポーランド等へ避難した難民の方々を支援する団体にすることにしました。

この日本人の救出などに使われた資金を、ウクライナの方々に使ってあげられたら…とご本人が自分の行動を反省してくれることを願います。
世界を知ることは大事だけど、やり方は考えないと。

追記
ウクライナは物価が安くコロナ前からバックパッカーには大人気な国です。
でも今は、ウクライナ地域は冷戦前の状況に戻っています。
日本人の平和ボケ感性はネジを巻き直さないといけないです。
多くのウクライナ国民が前原さんと同じ状況に置かれているかと思うと、ぞっとしますね。どんな理由があるにせよ、主権国家を侵攻するというのは認められてはいけません。
この連載について
NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。