GoToトラベル予算7200億円、国庫返納も 再開のめど立たず
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7200億円の予算は2020年度の最後の補正予算(たしか2021年2月の第3次補正予算)で成立したと記憶しています。2020年度予算は本来ならば2020年度中(つまり2021年3月末日)までに使うのが筋ではありますが、さすがに予算成立から1か月では使えないので、2021年度に繰り越し手続きが行われました。しかし2021年度は春からはアルファ株、夏からはデルタ株、秋には一呼吸つけたものの、冬からはオミクロン株の蔓延で
GOTOトラベル予算の発動タイミングがありませんでした。
…で、さすがに2年の繰り越しはできません。財政法では、予算の繰り越しが翌年度まで、と決まっているのです。ですので国庫に返納。
来年度(2022年度、つまり、2022年4月~2023年3月末まで)には、さすがにwithコロナの世界へ移行していくと思われます。と同時に経済刺激策も必要なので、まだ具体的な時期は示されていませんが、なんらかの形でGOTOトラベルは再開するでしょう。
そのために、記事にあるように、約8300億円の予算が国会を通過しております。観光産業の振興のためのネクストgo to的政策は必要だと思うものの、一部富裕層や高齢者層が使いやすく、一部の規模が大きい事業者が受け取りやすい構造になっていた前回の反省を活かした制度設計を期待したい。
まさにデジタルの使いどころでしょうし。GOTOトラベル予算7,200億円が国庫へ返納されたとしても、事業を継続するために別枠で8,300億円は確保されています。政府としてはGOTOトラベルを中止する訳にはいかない事情もあるとは思いますが、これまでの事業効果を検証をした上で再開時にはより効果的なキャンペーンを展開してもらいたいです。