入国5000人枠、外国人に狭き門 40万人足止め解消遠く
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1日の入国者総数を5000人にする、とのことです。
2022年1月で見ると、
まず、日本人の帰国者が、39723人でした。これは、コロナ禍以前と比べると非常に少ないですが、1日で割ると1300人くらいです。
1日5000人の枠のうち、1300人は日本人がとると考えた方がいいでしょう。
なお、2022年1月に入国した外国人は、29735人でした。1日1000人くらいです。
2022年1月で、1日2300人くらいは入国していました。
1日5000人となると倍増以上ですが、1日に入ってこられる外国人は、単純に見積もれば、1000人から3000人くらいに増えそうです。
現在、ビザをすでに持っていて入国待機している外国人が40万人いますから、この人たちが入国しきるまで、130日間、4か月はかかりそうです。
https://www.moj.go.jp/isa/policies/statistics/toukei_ichiran_nyukan.html記者会見の質疑応答みても、なぜ5000人にしたか？というやり取りのみなので、記者の方には「5000人だと入国できてない外国人入国するのに最短で80日かかりますよ、日本人の入国踏まえると半年ぐらいかかるんじゃないですか？ この点のリスク/ベネフィットどう考えて、次のアクションどうしますか？」くらい聞いてほしいですね。
これまでより入国ニーズは高まりかつ入国枠が限られてるので、海外に住む身としては、身内に何かあってもすぐ帰国できない可能性がある、日本で治療を受けなければいけない場合もすぐに帰国できない可能性があるという事は肝に銘じないとですね。※日本国籍保持者を優先的に入国させろということではないです空港での検査と、陽性判明時の隔離のキャパシティの限界が、目下のところ5,000人なのだろう。
そもそも「コロナ禍が続いている中でも従来と同じ人数が入国できることを目指す」という努力を怠って来たことが問題。「コロナはいつなくなるかな〜〜。早くなくならないかな〜〜。そうしたら普段通りに戻せるのに〜〜」という人任せの待ちの姿勢。緊急事態宣言やマンボウの出し入れと同じ発想。
未来に向けて長期的な投資をせず、場当たり的な対応に終始しているから、2年間で他国に対して大きな差がついてしまっている。
これまでの傾向から考えると、たとえコロナが収束しても、また次のパンデミックが生じる可能性が高い。数年ごとにこんな鎖国をするようでは、外国企業やビジネスマン、留学生たちは「ジャパンリスク」を忌避して日本に寄り付かなくなるだろう。
