早大、ネット授業の複数同時視聴で「約100人不合格」が波紋 商学部「不正受講は事実と認識」
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非常勤講師をしてましたが、教える側、学ぶ側のお互いが協力してこそ学びが成り立ちます。
まず、教える側として、こういった不正が可能な状況を作り出してしまうことに問題があると思います。面白いものにする努力は当然ですが、アクティブラーニングなど取り入れて、同時視聴がそもそもできないクラス設計をすべき。
また、学ぶ側は、何のために学ぶのか?明確にしてクラスに参加すべき。同時視聴で時間を省いても、学びにはなっていないはず。同じ時間を使うなら学びになるようにしてもらえたら。人生の時間を無駄にすべきではない、と思いました。
恥ずかしながら、後半は誰よりも大学生の時の自分に伝えたいことですね。
注目のコメント
現役大学生です。
オンデマンド授業は、授業の質そのものがかなり求められるものであるとおもいます。
教授によっては、パワポに文字がたくさん羅列されておりそれを読み上げるだけの授業もありました。これでは、なんのために授業に出席するのかわからなくなってしまいます。
生徒の授業態度を問題視する前に、オンデマンドでの授業の質そのものを見直し、学習を促す講義作りに努めていただくことも大事であると感じました。現在の大学では、授業に出席しなくても、試験1発で合格、というのはしてはいけないことになっています。文部科学省のガイドラインがそうなっています。
「我が国の大学教育は単位制度を基本としており、1単位あたり45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準とされています」
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/003.htm
大学の単位というのは、1単位当たり45時間の学習時間に対して与えられるものとされていて、この学習時間には、授業中の学習時間が含まれることになっています。
このガイドライン(大学設置基準)を無視して成り立っている大学は、日本には無いはずです。
動画視聴に関しては、それが学習時間に含まれる、ということになりますが、2つの授業動画を同時に視聴することが不正になるか、というと、それが不正であると、事前に明記されていないと、断定は難しい気がします。学則に書いてあれば決定的ですが、シラバスでもいいので。
対面授業なら、2つの授業に同時出席、というのは、ありえませんが。
なお、2つの授業動画(場合によっては3つも4つも)を同時に見ている学生など、早稲田に限らず、全国の大学に何千、ことによると何万人もいます。早稲田は、初めて処分に踏み切ったので、ニュースになっています。現役大学生ですが、テスト直前に講義をまとめて受講し知識を詰め込みたい学生の気持ちも、しっかり毎週講義を受けてほしい教授の気持ちもよくわかります。
私の大学では、オンデマンド授業に関しては公開期間が決まっており期間内に受講しないとデータがオンラインから消えてしまうものや、期間内に課題提出があるものだったり後でまとめて見ると不都合がでてくるものばかりでした。
オンデマンドは学生が怠惰になれることが問題視されますが、期間内に受講する策を講じれば対面授業よりも質の高いものになるのではないのでしょうか