アイ・オー・データ機器、6月に上場廃止の見通し 創業者による自社買収で
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注目のコメント
データを見たわけではないですが、ここ数年、上場企業の非公開化が増加しているように思います。
金額換算できない上場コスト(情報開示や社外取締役員数増など)が重くなっている一方、株式の流動性の低い銘柄などは実質的に市場から資金調達できませんので、メリットに比べた負担感が増しているのでしょう。
しかし、その中でも創業家が買い戻すスキームも目立つ気がするのですが、一般株主からすると感覚的にはちょっと微妙な感じがあるかもしれませんね。
「IPOで儲けたお金でまた買い戻して、また将来上場させて利益をとるのか・・・」と。
法的には何ら問題はないのですが、感情論としては何となく理解できるところです。富士通のメインフレーム撤退と同じ日にニュースになるとは不思議なものです。
それはともかく、トヨタですら幾多のステークホルダーを慮ってEV台数の上乗せを発表せざるを得なかった。上場の意義を再確認する時代なのですね。同じ石川県起業のアパグループは未だ非上場で、他業種にも影響を与えていそうです。現在の純資産倍率は0.5倍以下、資金調達も難しい環境で、経営者からしても上場している意味は無いと判断するのも理解できます。
とはいえ今回のTOBは「株式の非公開化が目的」との事、これだと「IPOが目的化しているベンチャー」と同様な気がします。
本来は企業価値向上の為のIPOであり、TOBだと思うのですが...