新着Pick
19Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
企業物価指数はかつて卸売物価指数として公表されていたけれど、36年前以前、日本が成長していたころは、消費者物価指数の上昇率が卸売物価指数を上回るのが常でした。生産性の上昇がコストの上昇を吸収して卸売物価を抑えて企業が儲かり、儲けが従業員に分配されて購買力を高めて販売価格を上げる余地が出来、更に企業が儲かる好循環。物価の上昇が経済成長に貢献するのはそうした環境にある時です。
ところが最近は、消費者物価の上昇率が生産コストに当たる企業物価の上昇率を下回る状態が恒常化しています。資源価格の上昇と円安が相俟って企業の生産コストを押し上げているがゆえでしょう。かつて世界でトップクラスにあると言われた企業のビジネス環境が様々な既得権益や規制が蔓延って世界34位と評されるまで落ちて企業の手足を縛り、生産性の向上でコストを吸収することが出来ません。
 そうなると賃金を上げることは難しく、消費者物価も上がらない。岸田総理は分配と新しい資本主義を標榜していらっしゃるけれど、日本が停滞して国民全体が貧しくなる現象の背景には、生産性の上昇が卸売物価(≒企業物価)の上昇を抑えて分配のパイを増やす構図が日本から消え去った現実があるのです。賃金を引き上げ日本を経済的に豊かにする上で何より重要なのは、企業が”国内で”生産性を高めることの出来る環境作りです。甘い言葉を囁くばかりで抵抗を打ち破って何かを進める覚悟が乏しそうな政府の姿勢が気になります。
 脱線しましたが「企業物価指数 ことし1月の速報値109.5に 36年4か月ぶりの高さ」という見出しを前に昔を思い出し、そんな感慨を抱いく化石のオッサンの呟きです f^^;
ちなみに輸入物価前年比は円ベースで42.5% 契約通貨ベースで33.8%ですから、輸入物価上昇の為替要因は2割程度となります。
日銀が発表した、ことし1月の企業物価指数の速報値、1985年9月以来、36年4か月ぶりの高さとなっているようです。
リリースは下記
https://www.boj.or.jp/statistics/pi/cgpi_release/cgpi2201.pdf