この連載について
シリコンバレーに住むジャーナリストNaoとyoohee、"セレブ投資家"Rayが、USの最新トレンドから近未来を予測する。
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Hermes is a 180-year-old family controlled luxury goods company best known for its Birkin and Kelly bags.
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https://www.eisnetwork.co/insight-jp/202103-mashroom
以下のとおり、様々な用途が開発されています。
1.サステイナブルな生分解性プラスチックとしての梱包材
IKEAやDELLはスタートアップ企業「Ecovative Design」と提携し、廃棄物を削減するための取り組みとして微生物の働きで分解される菌類素材で配送用の梱包材を開発。保護性能はもとより、防水性に富み、着火しにくいのが特徴。梱包材そのものを遠方から輸送する必要なく、梱包の現場近くでわずか9日で成型できる点がメリット
2.菌糸体を原料とした人工肉
ヴィーガン人口の増加で、欧米ではきのこ成分入りのドリンクを専門とするカフェが人気を集め、きのこブームが巻き起こっている。そんな中、多くのスタートアップは菌糸体を原料とするステーキ、ベーコン、ハンバーガーなどの開発に取り組んでいる
3.「霊芝(レイシ)」という種類のきのこからの抽出物が入ったスキンケア商品
霊芝には肌にとって強力な抗酸化物質やビタミンDが多く含まれ、乾燥に負けない肌の老化を予防するアンチエイジング効果がある。また、抗炎症作用もあるため、肌の炎症やニキビにも効果があり、ストレスなどによる肌トラブルを緩和することが期待できる
4.きのこ由来のアパレル素材
Lululemon、Adidas、Gucciを含む大手ブランドがスタートアップ企業「Bolt Threads」とコンソーシアムを組み、菌糸体を素材とする衣類や靴を生産するために数百万ドル(数億円)を投資すると発表。またHermesはスタートアップ企業「MycoWorks」と開発した、きのこを原料にした人工レザーを用いたバッグを発表。各社は環境問題や倫理問題への消費者の関心の高まりから、きのこレザーに注目
5.菌糸体を使った照明器具
2020年にフランクフルトで開催された見本市「ハイムテキスタイル2020」では、菌糸類でできた照明器具や菌糸類と赤キャベツの葉を使用した素材を用いたランプシェードが発表された
水と森に恵まれた日本も、世界でも有数のきのこの産地です。「きのこテック」でぜひ世界をリードして頂きたいです。
マッシュルームがファッション業界のトレンドになりそうです。頭はマッシュルームカット、マッシュルームブラウスに、マッシュルームジーンズ、そしてマッシュルームバッグ・・・。
化石燃料を使ったビニールなどの素材は、使われなくなってしまうでしょうね。
1990年代にアーチストで発明家で起業家という一人の天才がキノコの可能性に着目、マイコワークスを立ち上げ
→ラグジュアリーブランドであるエルメスが目をつけ、タッグを組む
→現在はコストが高く、小ロットの高級品だけど、テスラと同じでいずれ普及する可能性あり
ヴィーガンの若い富裕層がマッシュルームレザーを意識的に選ぶようになることは必至なので、大化けする可能性は高いですね。
菌類から革を生み出すMycoWorksが生産規模拡大のため約143億円を調達
https://newspicks.com/news/6569404
哺乳類皮の代替は話題作りという感じでしょうか?
実際には畜産や害獣駆除、あるいは飼育動物の死骸から出る哺乳類皮は山ほどあるわけで、それを活用した方がどう考えても環境負荷も含めて合理的。
正直、高級感は薄れる印象
ただ、持続可能な未来のためにはESGの流れは避けられませんし、脱革もの製品の流れは確実に来るのでしょうね。