ある社会人学生の“自由な学び”から、私が気づいたいくつかのこと
コメント
注目のコメント
同感です。要は、“人生の目的を見つけよう”って事に帰着されるような気がします。目的の実現のために、組織を使って何ができるか。
自由な学びに関しては、目的の大切さを日々の研究活動を通してひしひしと感じます。
ある研究テーマがあって、そのために必要な主体的な勉強の楽しさ・吸収できることが、受験勉強のそれと全く違います。「“自由な学び”というのは、自分の心の声に耳を澄ませ、自分が大事だと思う方向に向けて学ぶということだ。」
自分自身体験したことは、勉強であっても運動であっても芸術であっても、お仕着せだったり他者との競争にさらされていたときは辛かったですが、いまの過去の自分との競争はこんなにも楽しいものだったか、ということです。大学院生の時、社会人学生の方々から刺激を受けたのを思い出しました。
効率の良い学習方法、ディスカッションの上手さなど、さすが大人…!と憧れましたし、周りの学生たちにも良い影響があったと思います。
学士課程から直接進学した学生と、社会人から進学した学生を対比した研究がありますが(吉田 2014)、専門職大学院では就労経験が学習成果に影響する(高める)傾向があると述べられています。
ただし、もちろん分野による違いはあります(たとえばロースクール(法科大学院)での司法試験に向けた学習の成果は、たくさん勉強時間のある学生の方が成果をあげられる、など)。
吉田文(2014)「再」取得学歴を問う―専門職大学院の教育と学習.東信堂