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よって経常赤字はサブプラ時代と同じくらいまで膨らんでいると思われますが、GDP比で見ればまだまだあの時代には及ばないものです。ドル相場はどちらかと言えばGDP比に依存します。また、輸入が増えたのは終盤、企業が在庫投資を積んだからなので物不足の時節柄という側面はあり、永続性があるかは疑問です。
日本も2021年は貿易赤字になりました。日本は、輸出額も増えましたが輸入額もそれ以上に増えました。輸入額の増大の最大の要因は中東からの輸入で、石油と天然ガスの高騰が主な原因です。穀物価格の上昇も輸入額増の原因になっています。
 米国の場合は、天然ガスと穀物の輸出国なので、日本とは事情が違います。米国の場合は、中国製品の輸入が圧倒的な貿易赤字の原因です。ベトナムは、米国の関税を回避するための中国製品の経由地ですが、ベトナムからの輸入も加えれば、中国からの輸入は貿易赤字全体の4 0%は超えます。

米国の貿易赤字相手国
1位 中国 3550億ドル
2位 メキシコ 1080億ドル
3位 ベトナム 910億ドル
4位 ドイツ  700億ドル
5位 日本   600億ドル

https://www.census.gov/foreign-trade/statistics/highlights/toppartners.html

21年の貿易収支、2年ぶり赤字 資源高騰で輸入額膨らむ―12月、輸出入とも過去最大
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012000314&g=eco
それだけ相対的に国内経済が堅調ということもあるでしょう。
これほど金額の大きい貿易赤字は、米国経済にとってどんな意味を持つでしょうか。まず輸入拡大によるインフレの惹起を無視できません。さらにドル安になる可能性が出てくると思われます。第三にアメリカへの産業回帰はあまり実現していないことを物語ります。記事としてはこれらの視点には触れていません。ただアメリカの対中世論がより厳しくしてくれと期待しているだけです。
1990年代の日米貿易摩擦と同じ構図ですね。最大の対米黒字国を叩いても、米国自身の経済構造が変わらないと貿易収支は改善しないということです。この裏側では中国の貿易黒字が過去最高の黒字になっています。去年はベトナムやマレーシアの工場がコロナで停止すると、世界中で部材不足で日本や米国で自動車や電機の組立工場が停止しました。もし中国の部材工場か大々的に停止したら、もっと恐ろしい事態になる可能性があるのです。
基本、米国は世界のモノの取引の赤字を吸収する役割だと理解してる。
国内のサプライチェーンが十分に機能していないことも影響しているように思います
貿易赤字の解消もインフレ率同様サプライチェーンの正常化が必要となります