ピーター・ティールがMeta取締役を退任、「政治活動」に注力
コメント
選択しているユーザー
「空飛ぶ車が欲しかったのに、手にしたのは140文字だ」という有名な言葉を残したティールがメタを辞任するという。
「140文字」とは、言うまでもなくメタ(フェイスブック)を揶揄したもの。
ティールといえば、西ドイツ生まれで、一歳のときにアメリカに移住し、飛び級でスタンフォード大学に入学。哲学を学ぶ。
その後、大学院に進学し、法律を学び、裁判所、法律事務所、投資銀行で働き、ペイパルを創業。
これを売却し、投資家に転じたシリアルアントレプレナー。
彼の経営理論は、「競争というのは負け犬がすることで、独占こそがイノベーションの源泉だ」という言葉に代表されるように「市場そのものの独占」。
そのため、「賛成する人がほとんどいない大切な真実(隠された真実)」を問い続けるという。
経営者が政治の世界に転身することは珍しいことではないため、驚きはないが、彼の生きざまに学ぶべきことは多い。
注目のコメント
やはり中間選挙を睨んだ動きなのでしょうね。トランプ政権期には研究会でピーター・ティール本が話題になりました。シリコンバレーで唯一トランプ支持を選挙日前から表明して、のちにシリコンバレーの面々とトランプ政権を繋いだわけですが、シリコンバレーとティールで有名な『Zero to One』ではなく、政治思想とティールを繋ぐ、学生時代に創刊した『スタンフォード・レビュー』をベースにした『The Diversity Myth(多様性の神話)』でした。筋金入りなわけですよね。リバタリアン党だったように情報の自由信奉ですが学生時代は授業料高騰批判などもしており、保守一本槍なわけでもありませんが。
ピーター・ティールがMeta取締役を退任とのこと。トランプよりの候補者をサポートすることが主な理由のようですが、2016年からあった話なので、何か他の要因があったのかと考えてしまいます。Rumbleへの投資など懸念事項が増えたからかもしれませんが、今後のMetaにどういう影響があるか注目しています。
‘’保守派の間で人気の動画共有プラットフォーム「Rumble(ランブル)」にも投資している‘’メタ(旧FB)とトランプの関係は微妙なものがあったが、ティールがいなくなることで、政治的な対応もよりスムーズになるのかもしれない。ただ、今やメタは利用者離れを何とかしなければならない状況で、ティールはそれに嫌気したのかも。