テレビ番組の「1時間」は長すぎる? ネトフリやアマプラの年間ランキングから見えたもの
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
テレビ番組の1時間は長すぎるかもしれないというのは、確かにありだと思います。それとは別にアニメが30分というのは結果論で狙ってそうなったのではありません。アニメは制作にとてもお金がかかります。特に最近はCGを多用し美しく激しく動かなければ目の肥えた視聴者の満足を得られません。単位時間あたりの制作費はゴールデンタイムのドラマよりはるかに高くなります。1時間枠にすればそれが倍になるのですからあまりにもリスクが高くなります。アニメはヒットすると大金を稼ぎますが外れると大損します。そのリスクを下げるために生まれたのが製作委員会方式です。それでようやくオープニング曲とエンディング曲を除けば22分の番組を作っているのですから、少なくとも今の地上波テレビで1時間枠アニメを作るのは現実的ではありません。しかし豊かな財力のあるメディアなら作れます。それが圧倒的な資金力を誇るNetflixです。Netflixのオリジナル番組は放送枠を気にする必要はないので1本の長さはバラバラです。だから本当に適切な番組の長さがわかってくるのは、放送時間枠にとらわれない配信番組が増えてくるこれからです。
たしかに日常生活の中で1時間以上の番組は、相当気合を入れないと(またはコンテンツが相当面白くないと)見られなくなっています。
感覚的に1コンテンツあたり「映画2時間、テレビ1時間、スマホ30分」という可処分時間の中で、視聴スタイルの変化とともにテレビとスマホの境界線がなくなってきつつあるのかもしれないですね。実質拘束時間が1時間の中で、ターゲティングされていないCMを5分、見慣れてしまったオープニング、エンディングに3分、 CM前後の同じ内容の繰り返しで2分。
つまり10分間は、不要な部分を見なければならない。であれば、10分で他の動画が2本観られるって感覚になるのは間違いない。
しかも、倍速視聴もできないし、チャプターもついてないときたら、1時間のテレビを観るのは辛いよね。