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公費で暮らしているから?とはいえ時代も変わっていくのに同じくあり続けるのも難しい。
イギリスまではやりすぎかもしれませんが時にワイドショーネタが出るような(今回の小室夫妻の報道は質が悪かったですが)駆け落ち婚や出戻り、再婚位は飛び出しても良いのでは無いかと個人的には思います。
象徴とはいえ人間ですから。若い皇族みてると気の毒に思えます。
私達ももっと皇室について考える必要があるのかもしれません。
品行方正で倫理的な王室メンバーばかりではない。むしろ人間くさくどうしようもなく愚かなところを見せてくれるからこそ、注目を浴び続け、愛されてきたような一面が英国王室にはあります。かつては英語を話せない国王もいたし、ハニートラップとしか思えない状況で国王をやめてしまった王もいた。この程度のスキャンダルは、むしろ「圏内」のように見えます。
生涯を国家に捧げると誓ったとてつもなく安定した気質のエリザベス2世の威光と、問題児アンドリュー王子や反乱児ハリー王子夫妻の影。この対極あってこそ歴史家やジャーナリストは筆をふるい、人々の関心をひきつけ、「家族とはなにか」「王室の存在意義は」という議論が盛り上がったりする(関心のない人はとことん無関心だし)。
英王室は多民族からなる複合国家の象徴でもあり、複雑化・多様化する社会や家族像の反映にもなってきました。ファミリーの反逆児はどの家庭も抱える問題。それに対して家長がどのように対応するのか、反逆児はその後どうなっていくのか、すべてがリアルな人間的関心の的です。だからこそ、英王室は各時代のクリスマスツリーのてっぺんの飾りのような存在であり続けることができるのです。あとからふりかえって、このファミリーの問題をきっかけに時代を語ることができる。そんな存在、貴重です。
次の国王となる予定のチャールズ皇太子は、故ダイアナ妃をめぐるスキャンダルでいろいろ非難も浴びましたが、いまは地球環境問題において世界でリーダーシップをとる存在です。当初、悪女呼ばわりされたカミラ夫人も、誠実に公務をこなして今では好感度も高く、女王までもが「未来にはカミラにクイーン・コンソートの称号を」と言っている。ひとりひとりの人間の成長はこうやってもたらされ、人の評価というのはこのように変わるのか……ということを考える人類共通のネタ(失礼)をも提供してくれています。
一方、英国では若者の「王政支持率」が大きく低下しています。20世紀は多くの国で王政が廃止されましたが、日本も皇室のあり方をしっかり議論する時期がいずれ来ると思われます。
そして、チャーミングさあふれる魅力的な女王様ですね。
スキャンダル、人間ぽくていいじゃん!とか思っちゃいます。
ヴィクトリア朝で生まれ育ち、軍人として植民地勤務経験も豊富だったチャーチルにとって、第二次大戦以後はかつての大英帝国の「崩壊」そのものであったに違いない。その「崩壊」する大英帝国の王位にあったのがエリザベス2世であった。かつての広大な植民地を失う一方で、「コモン・ウェルス」(英連邦)へと変容させ、その「君主」であり続けていることを考えると、チャーチルの「心の帝国」を実現し、「心の女王」となったと言えるのかもしれない。
エリザベス女王の即位25周年にあたる1977年にパンクロックバンドのSex Pistolsは”God Save the Queen”という英国国歌と同名の楽曲を発表している。女王を侮辱しているとして放送禁止にまでなった曲で、終盤では”No future”というフレーズが繰り返し歌われている。
Sex Pistolsの歌詞とは裏腹に、エリザベス女王の世はその後45年ほど続き、その間に多くのロック歌手はナイトの爵位を得ている。Sex Pistolsが望んだ(?)”Anarchy in the U.K.”は未だに実現されてはいないが、彼らのようなグループが自由に活動できていることこそ、「心の帝国」の強さなのだろう。