就活生が志望業界を決めた時期、最も多いのはいつ?
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私は23卒ですが、22卒の友人達も大体は3年の夏過ぎから徐々に志望業界を絞っていっているイメージがありました。
見ている業界と自分の適性が必ずしも適合するわけではありません。そういった意味で、早期から就職活動を始め多様な業界の短期インターンシップや少人数の座談会に参加することは重要だと思います。あとは、OB OG訪問で社員の方々に話を聞くのも良いです。仕事のやりがいや面白さ、身につく能力など、やはり実際に現役で働く方の話を聞くと、その業界や会社、職種の見えなかったところがわかってきます。業界、業種は是非思い込みではなくきちんと調査し、色んな人の意見を聞いて見てほしいと願います。
仕方のないことだとは思いますが、消費者向けの製品やサービスを展開している会社、テレビCMを打っているような、いわゆる身近でよく知っている企業ばかりに会社に目が向きます。果たしてそれだけでしょうか?私は恥ずかしながらかなり年をとってから共同研究を通じて「世の中にはこんなにも思ってみない業種・業界があり、こんなふうな利益構造になっているのか」と思ったことが何度もありました。
2021年度、どこに行こうか迷っている自分のラボの学生が私のもとに相談に来ました。「せんせ、いくつか迷っている企業があるんですけどオススメってありますか。」その時はどの企業を候補にしているか全く聞いていませんでした。
私は何も考えず、とある企業を推しました。その企業は民生用の商品を作っていないわけではないけどほとんど露出はなく、きっと一般の人から見たら大したことない企業でした。しかし、B向けや官公庁むけでいかに盤石なビジネスを行っているか、どれだけ揺るがない技術力を持っているかを力説し、「こんな企業が世の中にはあるからちゃんとリサーチしたほうが良いよ」と伝えました。
なんと、その企業は彼が候補には入れていたもののいまいち煮え切らないでいた企業でした。必ずしもその後の道は安易ではなかったけれどもその学生はその企業に惚れ込み、その企業もその子の能力を評価してくれ、内定を勝ち取りました。僕は修士2年で就活をしてましたが、2月から本格的に就活を始めました。(学部生に例えると4年の春)
強調したいのは”就活専用の準備なんて要らない“という事です。
自己分析は就活の有る無しに関わらず当たり前。業界研究もそんなに時間はかからないはず。
よく修士に入った途端に夏から就活ばかりしている人を見かけます。修士であれば研究活動に重きを置くべきで、そこで得られる思考力や知識、問いを立てる力こそが社会で求められるものではないでしょうか。
つまり、本来やるべき事をやっていれば就活専用の準備はいらないという事です。(ただし情弱にはならないように)
早期化している日本のシステム自体が異常かも分かりませんが、短期的な就活を目的とせず、学問を深めて根本の自力をつけたいところ。