そごう・西武売却、通じなかったセブン流再生
日本経済新聞
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一連のコーポレートガバナンス改革でお馴染みとなったが、投下資産利益率(ROIC)。
ROICは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる。ROICは、事業事業活動のために投じた資金(投下資本)を使って、企業がどれだけ効率的に利益に結びつけているかを知ることができる。
みさき投資の中神康議氏は、ROIC含む資本生産性指標間に「ROE≧ROIC≧ROA>WACC」という関係が成立していることが理想という。
セブンは、ROIC>ROAであるものの、その乖離が大きい。これは、BSに余剰資産が溜まっていることを意味する。
また、ROE<ROIC。これは、自己資本が厚すぎる(事業特性に応じたレバレッジがかかっていない)ことを意味するが、そごう・西武はROICがマイナスであるため、この影響が大きいのかもしれない。
そごう・西武の売却は当然ともいえる。
注目のコメント
>高級ブランドの品ぞろえが弱い地方店や地域2番店が多いそごう・西武の売り上げ減に歯止めはかからなかった。
外部からは何でも言えますが、この「地方店が多い」「地域2番店が多い」状況で、よく勝機が見えていたな、と思います。
やっぱり経営って難しいと感じます。