2022/2/1

【急落】岸田ショックで「半額」になったスタートアップ50社

谷口 健

森 敦子

今日から2月が始まったが、1月の株式市場を振り返ると、「株安」一色の1カ月だった。

株価の下落は、特にスタートアップ企業が多い東証マザーズ市場で顕著だ。

マザーズ市場に上場する全企業で構成される東証マザーズ指数は、1月に23.3%下落。日本の成長市場はさえない株価が続いている。

日本株は、岸田文雄内閣が誕生した2021年10月4日から軟調な展開を続けており、株式市場の下落基調は「岸田ショック」ともやゆされている。

なぜ「岸田ショック」が起きているのか。そして、今後はどのような展開になるのか。

企業価値（時価総額）が大きく下がった企業のワーストランキングを含め、NewsPicks編集部が解説する。

INDEX

• 岸田ショックはなぜ起きた？
• これからどうなる？
• 【一覧】株価の下落率ワースト100
• 【一覧】時価総額の下落幅ワースト40
• 【一覧】岸田ショックでも上がった企業

岸田ショックはなぜ起きた？

コメント

注目のコメント

• 蛯原 健

  リブライトパートナーズ 代表パートナー

  ・2022年02月01日

  ちょっと厳しいと思う。岸田ショックでスタートアップはさすがに半額にはならない。正直その1割も岸田ショック要因ではないだろう。なぜなら米国のテック、グロース株もほぼ同じくらいの株安となっているし、マザーズ市場とはそもそも乱高下の歴史そのものであり世界マクロが悪くなると誰よりもまっしぐらに下げるハイボラ市場だからである。18年からの世界株安時には6割も下げた。
  
  確かに岸田ショック的な要因はあるが、それゆえにせっかく論じるならもっと丁寧に論じるべきだし、切り取る指標も説得力に欠ける。やるならせめてこれくらいやらないと https://twitter.com/goto_nikkei/status/1487611522998173700 いま世界でダントツに負けている株は日本と中国です。
• 谷口 健

  NewsPicks 副編集長

  ・2022年02月01日

  いまの株安は、アメリカの金利動向がメイン要因。とはいえ、岸田政権の「現時点の成績表（科目：株）」は、こうなります。今年後半には景色が変わるでしょうか。。。
  
  ■岸田政権（2022/1/31時点）
  TOPIX　　-4.6%
  日経平均　-6.1%
  マザーズ　-33.0%
  
  ■菅政権（在任期間）
  TOPIX　　＋21.1%
  日経平均　＋22.7%
  マザーズ　-1.8%
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2022年02月01日

  株主資本主義を否定してしまってますから仕方ないですね。
  今話題の「岸り人」になった投資家も少なくないようです。