天然ガス安定供給で協力=ロシアのウクライナ侵攻に備え―米EU首脳
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イデオロギーが先行した外交の帰結がエネルギー価格発のインフレ加速ないしは高止まりを産んでいます。米産ガスで足り得るとはとても考えられません。エネルギー価格は上昇を余儀なくされるかと。
かと言って、コアインフレ的な見方をすれば、景気の実勢以上に物価は強いわけで、ECBはFRBのようにタカ派にはなりきれません。信用格差も抱えてますし。
ヨーロッパが金融市場のノイズになる展開は、10年前のデジャヴの様です。脱炭素の文脈では米欧が化石燃料であるLNGをゼロエミッションへの移行へのつなぎとして重視すると明確に位置づけた点は重要かと。EUタクソノミーでは日本では原子力の扱いばかりが話題になってますが、欧州ではガスの扱いをめぐって原子力と同等あるいはそれ以上の論争が起きています。
ヨーロッパは、ガス消費量の約40%をロシアから輸入している。その依存度を下げるために、液化天然ガス(LNG)を輸出している国、特に米国とカタールに注目し始めている。ただ、LNGは、-162°Cに冷却して液体にした上でタンカーで海上輸送されてヨーロッパに運ばれる。そのため、ロシアへの依存度をゼロにするほどの量は、まだ期待できない。