[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が28日発表した2021年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比0.7%減少した。ロイターがまとめた市場予想(0.3%減少)以上の落ち込みとなった。新型コロナウイルスのオミクロン株流行を受けた行動規制が影響した。

前年比では1.4%増加した。

統計局によると、個人消費が大幅に減少し建設部門もマイナスとなった。政府支出は増加した。

VPバンク・グループのトーマス・ギッツェル氏はリポートで、原材料不足の緩和などにより経済は成長軌道にとどまるとみられるが、新型コロナのパンデミック(世界的流行)がリスクの一つと指摘した。

中国のオミクロン株感染拡大を受けたサプライチェーン問題の悪化や、ウクライナ東部での軍事的対立の激化などもリスクとした。