今こそ休む! 日本に“長期間休める企業”が必要なワケ
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【人生における仕事のことを考えなくて良い時間の大切さ】
転職の節目に立ち会う仕事をする中で、入社が決まった後によく聞かれる質問の一つが「次の会社に入社するまでにどんな準備をすれば良いでしょうか?」です。私は決まって「仕事のことは忘れて思い切り羽を伸ばしてください」と答えます。これは自社の内定者に対しても同様です。
人生において、仕事のことをまるで気にせずに過ごせる時間は、実は多くありません。転職するときも今の会社で月末まで働いて次の会社に次の月の初めから勤務するケースも多々あります。退職してから、転職活動をすれば活動中は落ち着きません。皆さん、一番気持ちが安らぐ瞬間が、次の会社が決まり、かつ既に退職が済んでいる時なのです。この期間ほど、仕事のことを忘れて自分のために時間を使える時はなかなかありません。
サバティカル休暇はそんな時間を退職しなくても長年会社に貢献した社員に提供出来るとても良い制度だと思います。心身共に健康であるからこそ生産性は高まるものです。社員の健康と人生の充実を考える会社ほど優秀な人が集まり発展します。こういった取り組みが増えて欲しいと思います。
ちなみに企業の採用責任者の皆様には、可能な限り「すぐに入社して欲しい」というリクエストはしないで少しゆとりを持って新しい社員を迎え入れてあげて欲しいです。仕事をしている時の1ヶ月はあっという間ですが、個人にとってはとても貴重で英気を養える1ヶ月になり入社後の活躍にも繋がるはずです。
長い人生、ゆとりをもってスプリントではなく、マラソンで行きたいですね!
注目のコメント
キャリアを見つめて辞める社員を快く送り出す。
長期休暇の間に転職を決意する社員もいる。そうなると人材流出を嫌う企業は「だから長期休暇はダメなんだ」と言う。
社員を無理やり引き留めても良い結果は生まれない。辞める社員をバックアップするくらいの懐の深さがほしい。
そうすれば、その企業の評判も上がり、自分の成長につながる経験ができる企業として、優秀な人材が流入してくるのだから。キャリアを見つめ直す機会を与えてくれるのはありがたいですね。
こういった仕組みのある会社に優秀な人は集まるでしょうから、仮にこれキッカケで出ていく人がいても、問題なしですね。