メタ主導デジタル通貨事業縮小か 旧フェイスブック、米紙報道
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当初Libraという名称でスタートしたプロジェクトだが、紆余曲折をへて、Facebookから切り離されることになった。
The Diem Associationは、投資家に資本を還元する手段として、その資産と知的財産の売却を検討しているという。2021年12月時点の投資家数は26社である。
グローバルな民間ステーブルコインとして世界の注目を集めていたこのプロジェクトは、責任者のDavid Marcusの退任で挫折していた。
Facebookはこれまで何度も、バーチャルコインや暗号通貨、決済サービスについてアドバルーンをあげているが、どれも継続できていない。体質なのだろうか。
注目のコメント
リブラがこの世に出た時、あらゆる理論や原則面からまず機能しないだろうという議論をしました(下記共著でも議論しました)。しかし、その際はポジショントーク、既得権益など色々な厳しい意見も頂戴しましたが、結局そうなりました。類似議論としてエルサルバドルにも同じような経緯がありますが、やはりそうなると思います。
そもそも「ドルを裏付けとするから安定している」というフレーズが出た時点で「ドルではダメなのか?」という問いが出るわけで、これに対する有意義な反駁も見られないままやはり一生を終えたのがリブラだと思います。
リブラの正体 GAFAは通貨を支配するのか?
https://www.amazon.co.jp/dp/B0829ZQQ3L/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1あれだけ鳴り物入りでリブラとして始まったものが何もさせてもらえずにコテンパンに負けて完全撤退に終わるという話。もっともこちらに2年半前に書いた
https://newspicks.com/news/4289686?ref=user_143212 通り普通に考えたらこの時点で失敗は既定路線だったところ、創業者の意地でここまで引っ張ったのだと見える。これが経営責任だワンマンだとギャーギャー騒がれないのはビッグテックならでは。実際上場会社にもかかわらず種類株で議決権マジョリティ持ってるし。集中と選択で取捨選択するという意味ではかなり大きな要素を削ったなという印象。一方でスケールしているデジタル通貨事業者もいるわけで、勝ち抜くためには雲を掴むような市場の中でプロダクト戦略をどこまで研ぎ澄ませられるかがポイント、相当なカロリーだと思います。そういう点で勝機を見切ったということでしょうか。英断なのかどうかは今の時点だとなんともいえないですが、思い切った決断であることは間違いないですね。