[アテネ 26日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は26日、中国の元副首相に性的関係を強要されたと訴えた同国の女子テニス選手、彭帥さんの安否が懸念される問題で、2月の北京冬季五輪の開催中に彭さんと会う予定であることを明らかにした。

彭さんは一時消息不明となったが、昨年12月に性的暴行被害を否定。IOCの広報担当は「昨年11月21日に初めて電話して以来、IOCは彼女と連絡を取り合い、何度も話してきた。最後の会話は先週だった」と話し、彭さんはIOCのトーマス・バッハ会長らと会うのを楽しみにしていると話したという。

WTA(女子テニス協会)は彭さんを巡る問題に関して彼女の安全に対する疑念を解いておらず、中国での大会開催を中断している。