日本はMMTの成功例なのか？

コメント

注目のコメント

• 清水 誠

  東京国際大学 教授

  ・2022年01月27日

  「長期的に維持可能な（均衡）実質金利も低下してきたと考えると、より高い債務水準を維持できる。彼らは、日本がMMTの正当性を証明している」
  
  MMTは通貨を刷って国債償還すれば、債務不履行は起こらない、という誰もが知っている事を言っているに過ぎない。金利の低下について、あるいはそれと国債残高の関係について何も説明していない。
  
  「便益を享受しながら、10年後には他界している（あるいは海外に移住する）人たちは、便益だけ受けて、その負担は負わずに済む。その意味で、国債発行は将来の勤労世代から現世代への所得移転である」
  
  「実質成長率が実質金利を上回っていれば、債務は維持可能だ、という考え方もある。これは、この条件が成り立っていれば、毎年の（基礎的）財政収支を均衡させることで、長期的に債務・GDP比率を低くしていくことができる」(名目の方がより正確だと思う。)
  
  この辺の事について
  
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