【続々参入】ZHDが攻める「クイックコマース」
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これまで、グループ内で何度か形を変えながら実証実験をしてきましたが、今回は「いつもの出前館で日用品もすぐ届く」という利便性に、Yahoo!・LINEのパワーも加わって、ご利用いただけるお客様が増えており、パズルのピースがぴったりはまった感覚です。
都市部でも増加している買い物難民問題、ギグワーカーの労働環境の安定化、都市部の空き物件の有効活用など、社会課題の解決にも貢献できるよう、頑張ります。実証実験を続けてきたZHDが注文から最短15分配達のクイックコマースに本格参入します。2022年度中に都内23区で数十店舗の出店を目指していくそうです。
今は「そんなのいるか?」という感覚もしますが、中国の事例もみると、一度15分で届く利便性に慣れてしまえば、手放せなくなるサービスになるかも知れません。ちなみに会見のアスクルの発表によると、実証実験中に月に70回も注文した人も居たそうです。収益性という意味でも、この座組は配達のみの他社より強みがありそうで、かなり考えられている気がします。
今後の課題は、中国ほど労働者がいない、日本の労働環境と人件費でしょうか。一消費者層としては、Qコマース含め、このような新サービスの初期の価格設定・価格競争の恩恵を受けるのが大好きですので、色々と試させてもらおうと思います。
ZHDさんとして入らざるを得ない戦いですが、競合がひしめく中、差別化要員が何なのか。商品群などはどこも集約するところは同じだと考えると、資本力とエクセキューション力、以外に何があるのか、今後注視していきたいです。
配達員の確保の厳しさを考えると、その方々の処遇なども気になるため、その後のモビリティソリューションの活用などには興味があります。