定義が定まらず推進派と反対派の対立も激しい「Web3」―「外の人」が調べまくって得た6つの視点(Part2)
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この記事の原稿を書き終えたあとに、OpenSea関連の事件が立て続けにありました。一つは記事にギリギリ盛り込みましたが、OpenSeaがダウンしてユーザーが自身の保有するNFTを見れなくなったというもの。もう一つは、ハッカーがOpenSeaのバグを利用して不当に安い価格でNFTを落札していたというもの(以下リンク参照)。
https://www.theverge.com/2022/1/24/22899125/opensea-bug-bored-ape-nfts-smart-contract-listings-cancellation
これらは「分散型のインターネット」をスローガンに掲げているweb3において、プラットフォーマーに依存するエコシステムが出来てしまう矛盾とリスクを示唆していると思います。それに対して、「分散化は絶対ではない」という主張をする人もいます。この辺りの議論は、あまり噛み合っていない印象です。
ピュアなweb3の理想(それが何なのか人によって違うのでカオスですが)を目指しつつ、最終的にはweb2.Xくらいの進化に落ち着くのではないかと、個人的には思います。最初からweb2.5とか言うとかっこ良くないし、ムーブメントにならないので、理想は高くというスタンスかなと。米国ではWeb3について推進派と反対派が激しく議論を交わしています。推進派のベンチャーキャピタリストをはじめ、懐疑派のテック系著名人らの発言や指摘を数多く集めて、Web3の現状を整理したTemma Abe氏のレポート第2回を掲載します。
単なるマーケ用語なのか? メタバースとの関係は? 集権は悪なのか? 論点は尽きませんね。web3.0の素晴らしいまとめ。
web以前のネット世代から見ると、分散協調の理想と中央集権の効率さの間で、レイヤーを移しつつ、何度も揺り戻しているように見えます。