米アメックス、第4四半期利益が予想上回る 利用額が過去最高
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Amexの2020年の実績は最悪でした。取扱高は前年比19%マイナス、最終利益は前年比53%のマイナスでした。VisaやMastercardは取扱高ではそれぞれ3%、2%のマイナス。最終利益は13%と21%のマイナス。トラベル＆エンターテイメントを主力とするAmexの痛手は大きかった。
しかしこの年、Amexは打てる手を次々に繰り出しました。提携パートナーの救済、中小加盟店の支援、レストランのテイクアウトキャンペーン、スモールビジネス顧客に買掛金のソリューション提供など。
その時のアクションが、2021年第4四半期の実績に結びついています。苦しい時にどれだけ、エコシステムのパートナーを大切にするか。ちぢみ思考ではなく、積極的な投資の重要性がわかります。
詳細は
https://www.ncblibrary.com/posts/62267ちなみにアメックスのCVCもスタートアップ投資に積極的で、2021年度は前年を大きく上回る件数でした。本業にシナジーのある領域の有力スタートアップに投資できている数少ないCVCのひとつですね。
>堅調な支出トレンドは２２年も継続し、新型コロナウイルスのオミクロン変異株による旅行支出への影響は小幅にとどまる見通し
北米の旅行需要は、一日100万人レベルの感染者を出しながらもコロナ禍前の水準を回復、地域によってはむしろ拡大しています。
アメックスの利用額過去最高はそれの象徴。
