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ESG投資で地球を救えない理由

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  • proproアーキテクト | 元ファンドマネジャー

    これは別にESG投資が役立たないといっているのではなく、不十分だという話だということは報道側も強調してよいのではないかと思います。最終的に不十分なのにパフォーマンスを犠牲にすることは、(少なくとも地球が居住に適さなくなるまでの期間の)経済成長によいのかという論点は確かにある。

    さて、新規に組成されたファンドがESG戦略で儲かるかどうかと、既存のファンド、特に広範な持ち分を保有する、そしてインデックスファンドのようにそもそも売却できない性質のものを含んだ資本が新たにESGを採用したらどうなるかは全く異なる話。興味のあるかたは、ラリーフィンク/ブラックロックを取り巻く動向についての報道を読むとよいでしょう。

    基本的に地球温暖化問題というのは、これ以上〜をしてはいけない、という問題ではなく、今やってることをどんどんやめていかなきゃいけないというもの。そこで、投資家の売買行動(それをしないという行動を含む)にはプライマリとセカンダリがあるけれど、セカンダリは本質的に誰かが売っても誰かが買うわけだから、直接的にはなんの効果も及ぼさない。そしてプライマリは新規投資を抑制する効果はもつけれど、今やってることを止めることにはつながりにくい。

    それゆえ、伝統的な投資行動すなわち売買ではなく、事業遂行の変容を迫るという踏み込みがあって初めて直接的な効果が期待できるという話になるのだけれど、それはほぼ必ず既保有の株式価値を押し下げる。そうした企業の時価総額の大半は地中の埋蔵資源の価値なのです。

    結局、投資家の要請如何に関わらず変容は進めざるを得ない状況下において、新たな成長分野での収益獲得に向けた果敢な行動を迫るというのが本質的にはESGだということになります。既存大手の、特にブラックロックのようなスティッキーな資本にとって。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    下記も併せて。
    投資家のお金の動きを左右するPRIは署名する運用機関・金主が増えている。そこで温暖化ガスの排出が大きい事業は嫌われがちなので、売却対象になる。
    でもあくまで資金の流れが効くところへの後押し。非上場かつ個人保有などは、投資家ではなく法的な規制が入らないと影響を受けないし、足元の資源価格高騰でCFとしてはものすごく生まれたり、また様々な現実を考えたときに本当に全部の資源系の事業をやめられるのかとい点から、意外にリスクテイクが報われる状況。
    結局、上場企業やPE投資先のダイベストメントは進んでも、実態としての生産・利用には影響が少ないという論点は、今後もっと注目されていくと思う。

    売れば完了、庭先だけ脱炭素 ESGマネーが圧力
    https://newspicks.com/news/6550125


  • 研究開発職

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    豊富な資金があり、世界をより環境に優しくしたいと考えるのであれば、環境に悪い事業を買収し、その事業がたとえもうかっていても閉鎖すれば、変化を起こせる。しかし、これまでのところ、このような取り組みはあまり行われていない。むしろウォール街の資産運用会社は、環境に優しい投資をすることで、世界を変えることができ、お金ももっと稼げると正反対の売り込みをしている。「多く(の顧客)は、リターンを犠牲にしていないという安心感を得て初めて本当に熱心になる」。ゴールドマン・サックスに買収された資産運用会社NNインベストメント・パートナーズ(NNIP)のファレンタイン・ファン・ニューウェンハウゼン最高投資責任者(CIO)は、こう話す。化石燃料を採掘して販売せず、地中に残したままにするのであれば、誰かがどこかで損を引き受ける必要がある。ESG投資家は、その損失を他の誰かにかぶってほしいと思っている。問題は、そうした株式や油田、発電所を購入する環境意識があまり高くない投資家は、利益が出なくならないかぎり、事業を絶対に閉鎖しないことだ。
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