【開発裏話】三菱UFJ銀行「Money Canvas」
コメント
注目のコメント
MUFGがマネーキャンバスという新しいコンセプトでのサービスを昨年末にリリース。
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ただ、当行で新規プロジェクトを立ち上げ、推進するのは、かなりタフな精神力と体力が要ります(笑)。伝統や信頼が重んじられる組織の中で前例のないことに挑むわけですから当然です。
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(笑)とあるが、この(笑)が意味するのは何なんだろうか。最近は(笑)とか入れるのは古いらしいけど、絵文字にすると😂なのか😅なのか、はたまた😊なのか。「信頼」を重んじることは金融機関として当然ながら、「伝統」を重んじる文化が、DX待ったなしの本邦金融機関において、デジタル系の新規プロジェクトを進めるにあたりタフな精神力と体力を要するのであれば、そんな伝統は一旦見直すべきではないか、という自虐的な(笑)?それとも。。?元銀行員としては色々考えてしまいました😅。
いずれにしても、プロジェクトのローンチを「ゴール」としてしまいがちな邦銀において、このマネーキャンバスが進化していき、その過程においては"健全な"精神力と体力のみを要することを期待しつつ、応援していきたいです。その頃には、邦銀のDXが進む「環境」が整っているかもしれないなぁ。お客さまの資産形成をいかにサポートしていくかを考えたとき、真っ先に思い浮かんだのは、私が銀行員でなかったら、資産形成の相談のためにわざわざ銀行には行かないだろう、ということでした。
提供者目線をいかに脱し、お客さま起点に徹するかと冒頭でありますが、まさに上記のような観点って、どんなサービスでも重要ですよね。ただいざ自分が提供者になると、そこが一番難しい言っても過言ではない。そこをどう捉えて開発したのか、しかもたったの8ヶ月で。そのスピード感にも注目です。大変に共感できるPJメンバー御三方の話でした。
銀行は資産形成の相談先ではないと思われているとの一節に激しく同意です。
私の印象は、儲かる顧客しかターゲットにしていないというものです。
儲からないとやらないのか、それじゃあ何も変わらないとの一節も激しく同意です。
変革する意思決定を問うているのですね。
変革する意思があったからこそ、このサービスはローンチしたのでしょうけど、ここからが勝負ですね。
ローンチ後に成長させるために、どれだけリソースを割けるか、うまく行かない時にも軌道修正し継続を勝ち取れるか、以上の取り組みもサービス開発と同じくらい大変です。
さらに、経路依存性の塊のような大銀行ですから、自然と変革しない方向に駆動するシステムがあると想像しますので、見事打破して、顧客のベネフィットになり、さらに銀行にも価値を生み出すサービスにしていただきたいです。
私も自身に置き換えて読みました。