男性議員から毎晩電話、有権者から婚姻届、被害を受けても沈黙…女性議員が受けるハラスメントの実態
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いびつな男社会は、政治家、警察、そしてマスコミが突出していると思います。とりわけ政治家は、女性が自らをハラスメントの被害者として訴えるのはまだ難しい状況にあり、病は根深いです。思い出すのは、2014年6月に起きた東京都議会本会議やじ事件です。当時みんなの党の塩村文夏議員が女性の妊娠・出産について質問を行っていた最中、男性議員からで「自分が早く結婚したらいいじゃないか」「産めないのか」といったやじが飛び、議場で野卑な笑いが起きました。今から見ると信じられない光景のように思えますが、当時この件を大きく報じたのは毎日新聞だけで、他のメディアはほとんど取り上げませんでした。毎日新聞はその日の担当編集デスクが女性だったことで、いい判断ができました。あれから8年、地方議会の空気は変わっていないと思われます。酒席で猥談が平気で飛び出す世界が、民主主義の礎となる場で公然と続いています。
嘆いてばかりではなく知恵を出してなんとか対応できないものでしょうか。例えば議会の中にハラスメント対応の組織を作り、議員からハラスメントの実例を集め、固有名詞を抜いて個人がわからないようにして「これはハラスメントですよ」と定期的に公表するとか。さすがにハラスメントをした方も自分のことだとわかるでしょう。それによって被害者が不利なことになってもそれは議会を良くするためと覚悟するしかありませんが、それで嫌がらせされたらそれも公表していけば、加害者側がバカでも自分が損だとわかるでしょう。
文句ばかりで代案を出さねば世の中、前に進みません。選挙をずっと見ていると、政治家に対して何をやっても(言っても)いいというマインドで接している有権者は一定数いると感じる。議員は有権者に頭を下げて職を得る身分なのでモノを言いにくい。