SpaceX、ロケットによる貨物輸送の開発で米空軍と契約
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もともとStarshipによる高速二地点間輸送の構想はありましたし、116億円ということでそこまで大きな額でもないのですが、感心するのは政府顧客への売り込みの巧さ。もともとSpaceXが一気に大きくなったのは、やっとFalcon 1がうまくいったかどうかくらいの時にNASAのCOTSを取ったことです。(加えてマスクはニュースを作る巧さもすごい。)
時々、「政府資金を一切使わず純粋に民間だけでやりました!」みたいなことを宣伝している会社があるが、あれは果たして意味があるのか。とりわけリスクが高い計画については政府は極めて優良な顧客です。ベンチャーキャピタルみたいに株を上納する必要もない。もし貰えるなら使わないてはな。まずは政府資金をがっぽり確保して開発し、それを民間顧客に広げていくというやり方でSpace Xは成功している。もちろん、それだけ潤沢にハイリスク開発にお金を出してくれる政府を持つ国は世界を見渡してもそうそうなく、アメリカと日本含め他国を単純比較するのは無意味ですが。ロケットを活用した高速二地点間輸送において政府がアンカークライアントになるという意味にもとれますね。2040年以降に飛行機の代替する可能性のあるサービスとして注目を集めますが、BtoGビジネスはここでも大事です。
ついに来た。ロケットによる2地点間の貨物輸送。有人ほどには技術や法規制のハードルも高くないだろうし、いったん技術実証されれば民間向けのサービスにすぐに転用されるだろう。