ブルキナファソで政情不安、一部兵士が暴動 群衆が与党本部襲撃
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(追記)結局、軍幹部が出てきて、大統領を拘束して、軍部が事態を掌握すると発表したので、クー・デタになりました。
2010年代にアルジェリアやマリで勢力を拡大してきた北西アフリカのアル=カーイダは、さらに南下して、ニジェールやブルキナファソにも侵入するようになっています。
ニジェールなどもそうですが、ブルキナファソでも、アル=カーイダが地方の村に侵入して、抵抗する大人を数十人殺して、少年少女は兵士にするために連れ去った、などということは連日起きています。国内避難民と難民が増加しています。
加えて、インフレ、生活苦、インフラの停止、失業、学校の機能停止、等々が重なっています。
今回起きたのは、クー・デタというより、軍の兵士と民衆の暴動です。生活苦が極まって、あちこちに火をつけたりしながら、待遇の改善を要求しています。アル=カーイダとの戦いで、兵士も疲弊していますが、生活も困難になっています。2010年前後にブルキナファソを訪れたが、レストランで無くしたデジカメが出て来るくらい治安が良く、平和な国だった。何かのバランスが崩れて、政情が悪化しているのは悲しい。
ブルキナファソの首都ワガドゥグで23日、軍の一部兵士が待遇改善などを求めて暴動を起こし、カボレ大統領が率いる政権与党本部も群衆に襲撃されるなど政情が不安定化しているそうです。
暴動を起こした兵士は、イスラム過激派勢力との戦闘のための「適切な」訓練と物資の提供や、軍と情報機関それぞれのトップの辞任を要求。政府の報道官によると、現在これらの兵士らと話し合いが続いているとのこと。