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「言うべきことを言わない」と金融庁が糾弾したみずほ銀行から学べる本当の教訓 - 組織の病気~成長を止める真犯人~ 秋山進

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  • 大和総研 主任研究員

    ガバナンスを一言で言えば上の言うことを聞くこと。上が下に舐められず下剋上が起きていない状態のことをいう。
    だとすると、金融庁が指摘した「言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢」がどうしてガバナンスの欠如なのか、たぶんだいたいの人は一瞬迷う。これこそサラリーマンの従順を示す姿勢だからだ。

    上の命令に従うには変わりないので見分けがつきにくいが、こうした姿勢は従順ではなくむしろ消極的な反抗とも言える。昔の組合のような明らかな怠業ではないのでかえって始末におえない。

    元々、この手のガバナンス不全は公務員のお家芸だったと思う。根っこにあるのが、「成功しても特に褒められることもないが、失敗したらどえらく怒られる(左遷される)」文化だ。それを知っての上で、金融庁の内部改革の決意も込めての「言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢」という厳しい指摘だったのではないか。むしろ身内に向けたメッセージだったのかもしれない。

    もっとも官僚系銀行の場合、公務員と違って建前上キャリアシステムではなく、昇進の動機が失敗を恐れる文化に拍車をかけるので根が深い。みずほ銀行に限った話ではなく銀行業界に共通する課題だとは思うが、優劣関係がない3行合併である分それが如実に表れてしまったのではなかろうか。出身行への郷愁が社内競争への遠慮をなくしてしまうからだ。


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