楽天証券、投信のポイント付与厳しく 手数料薄く重荷に
日本経済新聞
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注目のコメント
楽天証券のポイント引き下げが
投資信託市場の手数料環境の悪化であれば、
SBI証券も同じ環境のはずだが、
SBI証券がポイント引き上げに出ているのは、
一時的な競争「戦術」なのか、
SBIさんには、何か競争優位をもたらす構造があるのだろうか。オンライン証券による口座開設や投信等購入に対する見返りとしてのポイント付与は若年層を中心とする新規顧客の開拓には大きな効果を上げている一方、それら若年層顧客の殆どが小口の取引を中心としていることに加え、足もとの投信手数料の低下・無料化の流れを受け、そこからの期待収益(LTV)はポイント付与コスト(CPA)に見合うものでは無くなっています。
これはポイント付与による顧客開拓を行なっているオンライン証券のみの問題ではなく、対面証券会社であれ、証券・資産運用手数料による利潤獲得が非常に難しくなっているなか、顧客獲得や維持に係るコストをまかない、そこで事業性を保つことが厳しくなっています。
証券・資産運用事業領域で勝ち組と見なされていたオンライン証券のこのような方針転換は、いよいよリテール金融機関が新しい事業モデルへの転換を余儀なくされている兆しのひとつと解釈できると考えます。