Netflixがあの「新聞記者」をドラマ化した理由
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本作はすべて観ました。個人的な感想としては消化不良だなと思っていたところもありましたが、藤井道人監督の「見せたかったのは国家の陰謀ではありません。」というコメントを読むと、納得できるところもあります。横浜流星さんが演じる若者が居るからこそ、シーズン2という展開も期待してしまいます。あくまでフィクションでいいと思うので良いシリーズにしてもらえないかと考えます。
注目のコメント
プロパガンダ的な要素を含んだドラマでしたね。
これからみる人はぜひ冒頭の記者会見シーンに注目してみて下さい。主人公の松田記者は官房長官に普通に追及の質問をしています。特別質問が長いワケでもないのですが『質問は簡潔に』とか言われて、モデルとなった望月記者の追及が再現されていないように感じました。
実際の記者会見を見た人なら『この記者、質問長いなぁー』とか『これ質問というより演説じゃない!??』って感じるような人も、映画だけを見れば『官邸が質問を遮ろうと嫌がらせをしてる』という印象を受ける。
You Tubeに動画があがっているので、ぜひ比較してみて下さい。そして同じ歴史上の人物でも原作者や監督によっていかに違うか。魅力的な人物にも悪人にも描けるかに思いをはせて下さい。NETFLIXだから創れる作品でしょうか。こうした面でもNETFLIXのビジネスモデルの強さを感じます。やっぱりサブスクは顧客と企業の利益が合致し易い収益モデルですね。
「自分がいる場所によってさ。人って善にも悪にも見えるんだなって最近すごい思う」
シーズン2を期待しています。【若干ネタバレ要素があります】
僕も全部見ましたが、官僚の村上真一(綾野剛さん)の立ち回りは見ごたえがありました。監督が伝えたかった「組織対個人のあり方」において、村上は「誰のために仕事をするのか」という正義感と、不正に関わった官僚という「立場」の間で答えを見失っていたように感じました。村上の元上司の「立場が人を作る」という言葉は村上の様子を自分の状況と対比させて「組織対個人のあり方」を考え直す良いきっかけとなるかもしれません。色々考えさせられる素晴らしい作品でした。